2018ロシアワールドカップ。
メキシコ代表がドイツ代表を倒し、世界中を驚かせた試合で、試合終盤になっても、カウンターで何回も前に仕掛けていた選手を覚えていますか?
それがミゲル・ラジュンです。
本来は両SBの選手ですが、WGのポジションで好パフォーマンスを見せていたので、印象的でしたよね。
今回はそんなミゲル・ラジュンのプレースタイルや経歴についてまとめてみました。
追記7月13日:ビジャレアルへの完全移籍が決まっていました!
ミゲル・ラジュンのプロフィールと経歴
生年月日:1988年6月25日(29才)
身長:178cm
体重:64kg
国籍:メキシコ
ポジション:DF
背番号:代表7 クラブ3
これまでの経歴
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ミゲル・ラジュンは母国メキシコのベラクルスユースでサッカーキャリアをスタートさせ、18才でトップチームデビューを果たします。
翌年にはポジションを自分のものにし、評価を高めたラジュンは、21才の時イタリアのアタランタへ移籍します。
しかしこのイタリア挑戦には失敗に終わり、1年でメキシコのクラブ・アメリカへ移籍します。
徐々にクラブに適応していき、2年目辺りからスタメンとしての出場を増やし、クラブのリーグ優勝などにも大きく貢献しました。
そして次に2回目となる欧州挑戦の移籍先として、スペインのグラナダを選びます。
しかしここでも思うような成績を残せなかったラジュンは、当時イングランド2部に在籍していたワトフォードを経て、
ポルトガルの名門ポルトへ移籍し、この地でようやくスタメンを得て、15アシストを記録するなど活躍を始めます。
ようやく安定して活躍できる場所を得られたと思ったラジュンですが、2年目以降は左SBのポジションをアレックス・テレスに奪われてしまいます。
そして今年1月出場機会を求めて、スペインのセビージャへ買い取りオプション付きのレンタルで移籍することになりました。
メキシコ代表としては2013年の時、25才でデビューを果たし、ここまで64試合に出場しています。
ミゲル・ラジュンのポジションやプレースタイルは?
ラジュンはメキシコ時代からポルトの頃まで、両SBを中心にCBから両WGまで、幅広くポジションに対応できる選手でした。
しかし今季のセビージャでは右SBでの出場がほとんどでした。
またメキシコ代表としても、ここ!というポジションは決められていません。(実際直前の強化試合ではDMでした)
しかしドイツ戦でいいパフォーマンスを見せていたので、今大会では、右WGでの出場が多くなるのではないでしょうか?
メキシコらしい豊富な運動量
多くのメキシコ代表の選手に当てはまりますが、このラジュンも非常に運動量が豊富で、90分間休まずスプリントを繰り返してくれます。
守備ではしっかりと連動しながらプレスをかけ、攻撃の際は前線でボールを受けるために、かなりの勢いでオーバーラップを繰り返してくれます。
これは自身が攻撃好きというのも関係しているとも思いますが…
もちろんこのドリブルの質も良く簡単に失わないで、サイド攻撃の起点として大きく役に立ってくれます。
同じような質のオーバーラップを試合最終盤でもこなせるので、ラジュンのスタミナは無尽蔵と言っても問題ないような気がします。
正確なキックの精度
ラジュンのキックはどれも高精度で、代表クラブともに攻撃に大きく貢献してくれます。
サイドの選手らしくオーバーラップした際、両方の足で精度の高いクロスも上げることも出来ます。
そのままの勢いで利き足の右からのクロス、切り替えして相手を完全にかわしていな状態で左足からクロス、どちらも精度が高くて鋭いです。
その中でも右足のクロスは特に素晴らしいです、GKとDFの間に、少しカーブをかけて低くて鋭いボールをガンガン供給してくれます。
もちろん逆の左サイドからも、同じように鋭いクロスでチャンスを演出出来ますけど、比べたら右って感じです。
またつなぎのパスもリズム良く、丁寧なので、試合を作るのにも貢献してくれます
基本中の基本の足元の技術がしっかりしていて、止めてからパス、この動きが非常にスムースです。(これはメキシコの選手皆に当てはまりそうですけど…)
メキシコのパス回しは、本当に技術の高さを感じさせてくれますよね…
またそのキック精度を買われて、チームではセットプレーのキッカーを務めています。
とにかくシュートの意識が高い
ドイツ戦では5本のシュートを打ったようです。凄まじい数ですよね…
たしかにこれは極端かもしれませんが、クラブの時から非常にシュートへの意識が高いです。
近い位置ではもちろん、少し長めの距離でもお構いなしでミドルシュートをガンガン打ち込んできます。
もちろん精度自体には問題はないですが、自分でいき過ぎと感じてしまいます。
変な場所で取られてカウンターを喰らうよりかは、全然マシですけど、もう少し周りを見たほうがいいと感じました。
守備はそこそこ
守備に関しては運動量で多くの場所をカバーしてくれるので、そこは頼りになりますが
しっかりと後ろに引いた際、守備での貢献は少ないと感じました。
鋭いインターセプトやタックルをお見舞いさせるというシーンも少ないです。
センスや才能を活かした守備というよりかは、気持ちや運動量で闘っていくタイプです。
ラジュンの動画です。やはり攻撃の方が輝きますよね!まあメキシコ代表ではWGでの出場でしょうけど
Miguel Layun – Skills ● Goals ● Defending Skills/ HD 1080p ● Skillersonly
まとめ
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メキシコ代表が誇る攻撃性能を持つエクトル・エレーラ、どうでしょうか?
スタミナが豊富で、サイドに厚みをもたらしてくれる選手ですので、
攻撃が魅力的なメキシコ代表の一員として、ワールドカップでも大きく活躍してくれそうです。
またラジュンのシュートシーンを、よく見かける大会になるのだろうなぁとも思っています。
ちなみにアーセナルやミランが狙っているという噂もあるので、
W杯以降も目が離せませんね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
良きワールドカップライフを!
メキシコ代表について色々まとめてみました。
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