トッテナムの守備陣を長年に渡って支え続けているのがこのフェルトンゲンです。
ケイン、デレ・アリなどに隠れがちですが、トッテナムにとって本当に欠かせない選手だと思います。
正直移籍の話が全然出てこないのが不思議なくらいです。
今回はそんなフェルトンゲンのプレースタイルなどを見ていきます。
フェルトンゲンのプロフィールと経歴
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名前:ヤン・ベルト・リーフェ・フェルトンゲン
生年月日:1987年4月24日(30歳)
身長:189cm
体重:79kg
国籍:ベルギー
ポジション:DF
背番号:5
フェルトンゲンは若手育成に定評のあるアヤックスユースの出身です。
トップチームデビューを果たし、レンタルで同国のヴァールヴァイクというクラブで経験を積んで帰ってきます。
そしてアヤックスのキャプテンを務めるほどの主力選手になっていきます。
その後2012年にイングランドのトッテナムへ移籍。
徐々にイングランドの地に適応し、加入1年目でリーグのベストイレブンに選ばれるほどの活躍をしました。
トッテナムでも主力となったフェルトンゲンは、ここまで公式戦247試合に出場しています。
ちなみに今年もベストイレブンに選出されました。
フェルトンゲンのポジションとプレースタイルは?
フェルトンゲンは主にセンターバックを務めます。
3バックでも4バックでも問題なくこなし、左サイドバックで起用されることもあります。
フェルトンゲンは非常に守備が上手い選手です。
年齢を重ねるごとにその経験を活かし、相手をしっかりと観察し、完璧なタイミングでボール奪取することが出来ます。
言うのは簡単なのですが、実際にスピードやテクニックのある選手との1対1で負けることは殆どありません。
フェルトンゲンは決して身体能力が高くないのにもかかわらず、それを可能としているのはやはり経験なのでしょうね。
私はプレミア1の対人能力を有していると思います。
常に周りが見えているおかげで、カバーリングも得意です。ここぞという時のインターセプトも高水準です。
もちろんシュートブロックのようなプレーも、隣のダビンソン・サンチェスと共に得意としています。
最近はどんどんチームのリーダーという意識もついてきているので、周りの若い選手達を上手く統率できています。
あのジョンテリーのようなゴール前での存在感を放っているようにも感じます。
またフェルトンゲンは非常に精度の高いキックを持っています。
今のトッテナムはポゼッション重視のサッカーを展開しています。なのでDFからのビルドアップは必須とも言えます。
FWが前線からプレスをしてきても、テンポよく前のダイアーやデンベレに供給し、攻撃のリズムを一番底から作ります。
実際に1試合でのパス数はトッテナムで1番です。
シティのCB陣が異次元なだけで、このトッテナムもかなり優秀なポゼッションサッカーを行っています。その中で一番ですからね、やはり凄いです。
ショートパスだけでなく、正確なロングフィードも大きな武器です。
一気に逆サイドのトリッピアーへ展開し、相手チーム全体を大きく揺さぶることがパスなんかは非常によく見かけます。
このような大きな展開は、相手DFを横に広げる事が出来るので非常に大切です。
多くポゼッションしていると、どうしても相手エリアのスペースが狭まってしまいます。
しかし、このロングパスで再び相手DFの間にスペースを空けることが出来ます。
足下が得意な選手は多くいますが、シティのラポルタも同様に左利きの選手は非常に少ないです。
左のCBに入っても、持ち替えずにパスを続ける事が出来るので、ここは大きな利点ですね。
またそのキックでロングシュートも出来ます。ドリブルも器用にこなせます。
これらは時として単調になりがちな攻撃に、いい刺激を与えてくれます。
フェルトンゲンの動画です。プレーの途中途中で後ろを確認するところは流石です。
Jan Vertonghen 2018 • Crazy Defensive Skills • HD
フェルトンゲンは移籍するか?
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フェルトンゲンの契約は来年の6月で切れます。これは同じくトッテナム所属のアルデルヴァイレルトにも当てはまります。
契約延長をしない場合、1年後フリーで出すぐらいなら、来夏に換金することが多いです。
二人を比べますと、アルデルヴァイレルトはもうすでに多くのビッグクラブで争奪戦が繰り広げられています。
一方同じくプレミア屈指のCBフェルトンゲンは、ほとんど移籍の話が出てきません。
少し前に新契約を結ぶという発言の影響もあると思いますが、ゴシップですらここまで出てこないのは珍しいと思います。
現在30歳ですが、プレミアでの経験も豊か、それで左利きのCBなんて世界を探してもそういません。
CBは寿命が長いポジションですし、後数年はスタメンで活躍できます。
なのに全く話は出てきません。
最近トッテナムから出ていく選手があまりにも多いですが、フェルトンゲンはここでキャリアを終えるつもりなのでしょうね。
ワールドカップにも、もちろん史上最強世代のベルギー代表として出場するフェルトンゲン。
このフェルトンゲンを中心に多くの選手がキャリアのピークの時期ですので、非常に楽しみです。
ワールドカップベルギー代表としても、トッテナムの重鎮としても、楽しみなフェルトンゲンから目が離せませんね。
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