「アジアの虎」の愛称を持つサッカー韓国代表。
9大会連続のW杯出場や、ソン・フンミン、ファン・ヒチャンといった欧州組の活躍にも関わらず、決して充実している予選を過ごしてきたとは言えません。
少し持ち直してきましたが、今度は「死のグループ」に振り分けられてしまいました。
このグループリーグで果たして結果を残せるでしょうか、期待しましょう。
今回はそんなサッカー韓国代表の注目選手や、予想スタメン・フォーメーションを紹介していきます。
サッカー韓国代表の紹介
W杯アジア予選の成績
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2次予選を7戦全勝で首位通過。
その後の最終予選(3次予選)は4勝3分3敗の、2位でW杯行きを決めます。
前述の通り、予選は全体を通して失点を重ねてしまい、苦戦してしまいます。
結局残り2試合で、シュティーリケ監督を解任し、自国のシン・テヨン監督を招聘して、ギリギリでW杯行きを決めました。
アジアの国はどこも無茶苦茶なタイミングで監督を交代しますよね…
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アジアでは4番目の61位です。
ちょうど日本の一つ下なんですね。
ちなみに10年の推移を見てみますと、非常に日本と連動していて、面白いです。
国際大会での成績
2014W杯ではグループリーグ敗退。
2015アジアカップでは準優勝を記録しています。
やはり他のアジア枠の国と同じく、W杯では苦戦しています。
日韓W杯以外では、際立った成績を残せていません。まあそれがベスト4なので、むちゃくちゃ凄いんですけどね…
2010W杯ではグループリーグ突破したので、それの再現が目標となるでしょう。
サッカー韓国代表の予想スタメン・フォーメーション
キム・スンギュ(ヴィッセル神戸/日本)
DF
キム・ジンス(全北現代/韓国)
チャン・ヒョンス(FC東京/日本)
キム・ヨングォン(広州恒大/中国)
イ・ヨン(全北現代/韓国)
MF
イ・ジェソン(全北現代/韓国)
キ・ソンヨン(スウォンジー・シティ/ウェールズ)
パク・チュホ(蔚山現代/韓国)
ク・ジャチョル(アウクスブルク/ドイツ)
FW
ソン・フンミン(トッテナム/イングランド)
ファン・ヒチャン(ザルツブルク/オーストリア)
直近の試合や今季のパフォーマンスを参考にしています。
ちょっと説明
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シン監督は恐らく4-4-2の形に落ち着いたようです。
まあ純粋な2トップの4-4-2というよりは、ソンはより自由なスペースを与えられるトップ下気味ですかね。
3月には3-4-3も試しに採用していましたが、要となっていたクォン・チャンフンが怪我で外れてしまったので、こちらでいく可能性は低いでしょう。
今のFWの二人は欧州で活躍している攻撃の中心であり、この二人の出来が韓国代表の命運を左右するでしょう。
共に縦へのスピードが大きな武器であり、スペースへの抜け出しにおいては常に驚異となっています。
また互いにプレーエリアも広いので、使い勝手が良いのですが、まだ代表ではこの二人の才能を完全に引き出せてない感じがします。
全体に目を移しますと、運動量が非常に豊富で、球際の粘り強さも目立ちます。
また自ら試合を支配していくチームではないので、シンプルにサイドアタックやロングボールで裏へという攻撃が多いです。
特に前述の通り裏への抜け出しは強い二人なので、効果的ですが、その後のこぼれ球やセカンドボールにも積極的に絡んでいきます。
ここで競り合いの強さが活きてきて、切れ目なく攻撃を続けていきます。
一方守備は褒められるものではありません。
明らかに格下であるカタールにホーム・アウェイの2戦で5失点、ホームで中国に2失点しているのです。
前述の競り合いの部分も、下のポジションに行くほど弱くなっているように感じます。
圧倒的な攻撃を誇るドイツやメキシコ、フィジカル自慢の前線を揃えているスウェーデン相手にかなり苦戦すると思われます。
ですので、強みである攻撃を活かしていきたいのですが、本来サイドを担当するはずであったクォン・チャンフンがアキレス腱を怪我して出場できません。
フランスのディジョンで活躍していただけに残念です。
またベテランFWのイ・グノも怪我してしまい、前線は質・両共に足りません。
本来はチーム全体でソン・フンミンの負担を軽減させたいのですが、それどころかますます負担が増しているんですよね。
もう一つ気になるのは、絶対的な中盤の要であるキ・ソンヨンの相方が誰であるかという事ですね。
守備を考えて、パク・チュホを予想しましたが、ヴィッセル神戸のチョン・ウヨンの方が良いですかね?
そこはちょっと考えました。
サッカー韓国代表の注目選手
ソン・フンミン
イングランドのトッテナムに所属している2列目の選手です。
2列目だけでなく、ケインがいない時は最前線も務めていました。このユーティリティさもソンの強みですね。
絶対的な武器であるスピードを活かして、サイドでも中盤でも関係なく積極的にドリブルを仕掛け、相手DFに穴をこじ開けます。
もちろん足元の技術も兼ね備えているので、このドリブルはより止めることが困難なものとなります。
シュートの精度も見逃せません。左右関係なく合わせるシュートはとても上手ですね。
またシーズンベストゴールにノミネートされるようなミドルシュートも打ち込めるので、本当に多彩なシュートを有しています。
昔から縦には滅法強かったのですが、トッテナムでは、ボールの引き出し方を中心にオフザボールの動きや、ボールを受けた後のプレーなどがどんどん成長しているので、色んなことがこなせるようになっています。
ソン・フンミンの動画です。やはり韓国の中では飛び抜けて才能がある選手です!
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ファン・ヒチャン
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オーストリアのレッドブル・ザルツブルクに所属している22才のFWです。南野選手も所属しているので、知っている方も多いと思います。
リーグ戦では昨季の方が活躍していましたが、今季のファン・ヒチャンはヨーロッパリーグで輝いていましたね。
特にドルトムント戦のパフォーマンスは衝撃的でした。
プレースタイルはFWらしくパワフルな競り合いやシュートはもちろん得意としていますが、このファン・ヒチャンの前線からのプレスは非常に迫力があります、ぜひ注目して下さい。
W杯では押し込まれる展開になると予想されるので、この前線からの守備が鍵となるでしょうね。
ファン・ヒチャンの動画です。このようなプレーを本戦でも出来たら、ソン・フンミンを孤立させないで済むんですけどね…
HEE-CHAN HWANG (황희찬) – Goals & Skills 2018 ● 4K
キ・ソンヨン
プレミアリーグのスウォンジー・シティに所属しているCMです。
チームは残念ながら降格してしまいましたが、中心選手の一人としてシーズンを戦い抜きました。
サイズがあってロングパスが得意で、豊富な運動量もあり、攻守に大きく貢献してくれます。
プレーだけでなく韓国代表のキャプテンも任されているので、精神的にも頼りになる存在なのでしょう。
キ・ソンヨンの動画です。そのプレースタイルから「韓国のジェラード」、「キラード」と呼ばれているようです。
Ki Sung-Yueng ● Welcome to AC Milan
サッカー韓国代表のまとめ
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韓国代表はグループFで、スウェーデン、メキシコ、ドイツと同組で、
6月18日(月)の21:00にスウェーデン(ニジニ・ノヴゴロド・スタジアム)
6月24日(日)の0:00にメキシコ(ロフトス・アリーナ)
6月27日(水)の23:00にドイツ(カザン・アリーナ)
となっています。(時間は日本時間、かっこ内は試合会場です)
この「死のグループ」と呼ばれるグループF、流石にドイツは抜けている存在なので、残り1枠を3カ国で争うという形になるでしょう。
ではそれぞれ見てみますと、メキシコは確固たる攻撃的なサッカーを披露し、チームの完成度もかなり高いので、正直ここは難しいです。
またスウェーデンも、イブラヒモビッチという絶対的なエースがいないとはいえ、イタリア、オランダを退けてきた実力者です。
一番与しやすい相手ですが、やはりここもかなり厳しいでしょう。
こうなりますと、グループリーグ突破が目標ですが、敗退の可能性が非常に高いと思います。
あくまで予想ですので、ご容赦を…
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
良きワールドカップライフを!
色々まとめましたので、参考にどうぞ↓
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