開催国ロシア代表がサウジアラビア相手に5-0の完勝!
モスクワの地で夢のようなスタートを切ることが出来ました。
この試合の結果を受けて、チーム全体の士気も挙がることでしょう。
より厳しい相手になるであろうウルグアイとエジプトにいい意思表示となったと思います。
一方で枠内シュート0本のサウジアラビア代表は厳しい幕開けとなりました。
試合に関して
ワールドカップ出場国の中で最も低いFIFAランキング?
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FIFAランキングが、いかに頼りにならないか証明してくれた試合でした。
国のレジェンドに「最弱のロシア代表」と言われたり、地元紙モスクワ・タイムズには「失敗すると運命づけられている」、また違う記者には「奇跡でしかロシア代表を救えない」とこき下ろされていたロシア代表ですけど、
この試合に関しては、ほぼ完璧で素晴らしかったです。私も手のひらを返さなければなりません。
特にどのセクションでも単純に走り勝ち、強みのフィジカルの競り合いに持ち込んでいました。
このフィジカルの脅威に、サウジアラビア代表は全く対処できていませんでしたね。
スポーツの基本ですが、運動神経と表現すべきなんでしょうか?非常に優秀ですよね。
39%対61% と 7対0
結局持たされているポゼッションは、意味を成さないということですね。
サウジアラビア代表の選手達は、普段から国内強豪のクラブに所属しているので、足を前に向けながらボールを保持していく傾向があるようです。
それをそのまま代表でも実践しているのですね。
国内リーグで通用しても、流石にW杯舞台では機能しないですよね。
確かにサウジアラビア代表の中盤5人は、前半の間はボールを良く回せていました、
しかし2点先取されてからは、特にアル=ファラジュとアル=シェフリーのパスは、そのままロシアの好機に繋がりまくっていました。
またプランBとまでは言いませんが、少し戦術的に柔軟さが足りないようにも思いました。
本来なら格下の方こそ用意したほうが良いんですけどね…
ここは途中でジャゴエフが怪我で交代を余儀なくされ、代わりにチェリシェフが出てきても、問題なく対応し、
むしろ彼を活かして、ゴールに繋げたロシア代表のプランBへの対応が光りますね。
ジャゴエフからチェリシェフとゴロビンへ
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ジャゴエフの怪我というものが、ロシア代表にどのくらい影響を与えるのでしょうか?
カウンターのシーンでしたね、ハムストリングでしたので、長く影響が出そうな…
この勝利は高くついてしまったという感じですね。
一方一人で攻撃を牽引し続けていたゴロビンは創造性を発揮し、かなりいいパフォーマンスを見せてくれました。
1点目も3点目もゴロビンの魔法から生まれたものでしたよね。
ゴロビンのタレントに最早疑いはないですね、プレミアリーグへのいい広告となりました。
W杯後にはどこのユニフォームを着ているのでしょうか?
またチェリシェフもこれほどのパフォーマンスを見せてくれるのなら、次からも安心してスタメンを任せられますね。
これからのロシア代表は彼ら「W2列目」を強みにしていくのが面白そうですね!
各選手への個人的な採点と一言です
あくまで自己満足ですので…(笑)
個人的なMVPです
さすが元レアルの選手だなと思わせるチェリシェフも素晴らしかったですが、
私は1ゴール2アシストのゴロビンを推します。
二人共MVPみたいなもんです。
2年くらい前までは、ジャゴエフが怪我で離脱しても、なお攻撃が機能していたなんて、誰も信じないと思います。
22才のこのゴロビンから新世代の匂いがプンプンします。
全選手の採点です
10点満点の評価です。
ロシア代表
アキンフェエフ:6
ベテランGKの仕事は殆どありませんでした。
でもクリーンシートは大切ですし、キャプテンとしての存在感も抜群です。
フェルナンデス:7
時間が経つにつれ、どんどん存在感が増していきました。
相手がポゼッションしてくれるから、与し易かったのでしょうか。
クテポフ:6
インターセプトでガンガンボールを奪っていました。しかも割と危険な場面でしたよね。
試合が代わるということはないと思いますが、大切な役割を果たしていました。
しかし相手FWのアル=サフラウィには、もうちょっと厳しくいっても良かったと思います。
イグナシェヴィッチ:7
38才とフィールドプレーヤーで最高齢ですが、DFでかなり強さを見せてくれました。
プレーでチームを引っ張るということは、こういうことだと示してくれました。
ジルコフ:6
やはり左足を活かした上がりは強烈でした。
回数こそ減りましたが、十分相手に恐怖を与えていました。
ガジンスキー:7
今大会第1号のゴールは、自身の代表初ゴールでもありました。
そのヘディングでの強さだけでなく、試合を通して中盤を管理していました。
ゾブニン:7
中盤でシンプルに速く前にという意識が非常に高かった選手でした。
左足の精度は常に光っていました。本当に左足しか使わないんですね…
サメドフ:7
相手DFを釘付けにするため、休みなく働いていました。
しかし攻撃においては、右でも中央でも思うほどインパクトを残せなかった感じです。
ジャゴエフ:5
この試合に関しては、評価はしづらいのですが、あの24分の交代で、ジャゴエフのワールドカップは終わってしまったのではないのでしょうか。
ゴロビン:8
持ち運びよし、クロスも良し、フリーキックも良しと、まさにMVPに相応しいパフォーマンスを見せてくれました。
このままエジプトやウルグアイ相手でも結果を残してほしいです。
スモロフ:5
前線でかなり運動量激しく守備に貢献してくれましたが、
フィニッシュやチャンスメイクの場面にほとんど関与していなかったですよね…
サウジアラビア代表
アル・マユーフ:5
5点も取られましたが、そのどれもしょうがないというか、
あまりにもDFが脆かったのと、ロシア代表の攻撃の質が高かったのが大きいですよね。
アル・ブレイク:4
前半最初の方は右サイドから良い攻め上がりが見られましたが、
ロシアが試合をコントロールし始めると、どこにいるのか?という感じでした。
オサマ・ハウサウィ:5
ロシアの攻撃も素晴らしかったですが、戦前はかなり期待していましたので、
この試合のパフォーマンスはかなりガッカリです。1点取られる前はいいプレーを見せていたんですけどね…
オマル・ハウサウィ:4
DF陣で一番穴となっていたような気がします。
各時間で毎回毎回ポジショニングを間違えていました。強さも見られませんでした。
アル=シャハラーニー:5
このシャハラーニーもそうですが、前半は両SB共にかなりワクワクさせてくれました。
ボールの受け手として、常によく動いていました。
オタイフ:4
DFの前で中盤を管理しながら、パスで攻撃のリズムを作るのが本来の仕事ですが、
管理もそうですが、彼のパスがむしろロシアのカウンター攻撃のリズムを作るような状態になっていました。
アル・シェフリ:6
少し高いでしょうか?左サイドを舞台に、説得力のあるパフォーマンスを見せてくれました。
「アラビアのメッシ」は崩しの局面では、これからも期待できそうです。
アル・ジャッシム:5
非常に運動量が豊富であったと思います。プレスもボールの引き出しも、かなり献身的に行っていました。
しかし、ボールをもって何か違いを見せるまでには至らなかった印象です。
アル・ファラジ:5
これはサウジアラビア代表の選手皆に言えることだと思いますが、ボールポゼッションには大きく貢献していました。
しかしそこから一歩踏み出して崩しを展開しないと、やはり怖くないです。
後半はどうにかしようという意志を強く感じましたので、次のウルグアイ戦には期待出来そうです。
アル・ドーサリ:4
基本的には他の選手と同じくポゼッションに取り憑かれていましたが、
時々おぉ!?と思わせるプレーを披露して、能力があることは示してくれたので、次戦にはもう少し高い頻度でそれを見たいです。
アル・サフラウィ:5
チャンスの場面に顔をだすのはFWとして重要ですが、最後の仕上げの部分がもう少し精度が高かったらなぁと思ってしまいます。
正直彼のランニングは意識していなかったので、後半ヘトヘトになっている姿を見て、びっくりしてしまいました。
結構走ってたんですね…
ロシアVSサウジアラビア戦のまとめ
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結果として両極端となったグループAの2チームですが、この次の日程は
ロシア代表は、、、
6月19日(火)27:00にエジプト代表と対戦。(日本テレビ)
サウジアラビア代表は、、、
6月20日(水)24:00にウルグアイ代表と対戦。(NHK)
となっています。(時間は日本時間です)
おそらくウルグアイ代表が1つ抜けた強さだと思うので、
ロシア代表とエジプト代表の対戦が、このグループAの大一番となりそうです。
ロシア代表は今日見せてくれた鋭いカウンター、エジプト代表はサラーを活かしたカウンターで、カウンター合戦みたいになるのでしょうか?
どちらが先に攻め込むのか?というところにも注目ですね。
一方サウジアラビア代表は、ポゼッションするために、ボールを保持しているようにしか見えなかったので、ここらへんの戦術の変更が必要な感じです。
ウルグアイ代表の守備組織やWエースのカウンターの方が、ロシア代表より間違いなく破壊力がありますので、かなり心配です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
ぜひ充実したW杯ライフを!
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