サッカーモロッコ代表の有名、注目選手からブレイク候補まで紹介!

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一般的にサッカーのイメージはなく、知られていないであろうサッカーモロッコ代表ですが、意外といい選手が多くいるのです。

有名クラブ所属の選手から、オランダで輝き始めている超新星と、ワクワクするメンバーが揃っています。

アフリカ随一の圧倒的な守備を誇り、なんとアフリカ予選を無失点で突破してきました。

20年ぶりのW杯ということで、国中お祭り状態でしょう。

今回はそんなモロッコの有名、注目選手やスタメン予想などをまとめました。

サッカーモロッコ代表の紹介

W杯アフリカ予選の成績

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アフリカ最終予選グループCを3勝3分0敗と、無敗で1位突破を決めました。

このグループにはあのコートジボアールもいました。その中で堂々一位通過は素晴らしいことです。

また6試合で11得点0失点です。まさに鉄壁の守備陣です。

後述するベナティア中心に、いい守備組織を構築できていたのだと思います。

モロッコの最新FIFAランキング

42位です。

一見低いように見えますが、ここ10年で最も高い順位です。

4年前は81位でしたので、この伸び率は凄いですよね。まさに国として勢いに乗っている状態と言えますね。

国際大会の成績

W杯は20年ぶりなので、ここ最近は出場すらしていません。

ちなみにその20年前はグループリーグ敗退でした。

一方アフリカ・ネーションズカップの結果を見てみますと、

2015年はエボラ出血熱の大流行を受け、棄権

2017年はグループリーグを2位で通過しますが、決勝トーナメント第1戦目でエジプトに敗れ、ベスト8

先ほど述べた守備が大きく改善したのも、ここ最近の話ですし、この上の結果を見てみますと、この1,2年で一気に強くなった印象です。

最近は大きな大会で振るうことがなかったので、国全体が盛り上がるのも頷けます。

サッカーモロッコ代表の注目選手

アフリカ1の守備組織を誇るモロッコは、どのような選手によって作られているのでしょうか。

モロッコ代表の予想スタメン・フォーメーション

GK
ムニル・モハンド・モハメディ(ヌマンシア/スペイン)

DF
アクラフ・ハキミ(レアル・マドリー/スペイン)

メディ・ベナティア(ユベントス/イタリア)

ロマン・サイス(ウルブス/イングランド)

ナビル・ディラール(フェネルバフチェ/トルコ)

MF
ソフィアン・アムラバト(フェイエノールト/オランダ)

カリム・エル・アフマディ(フェイエノールト/オランダ)

ハキム・ツィエク(アヤックス/オランダ)

ザカリア・ラビアド(アヤックス/オランダ)

ノルディン・アムラバト(レガネス/スペイン)

FW
ハリド・ブタイブ(イェニ・マラティヤスポル/トルコ)

直近のフレンドリーを参考にしています。

ユベントスやレアルは別としても、オランダを中心にそれなりのクラブに所属している選手が多いですね。

やはりチームとしては攻撃より、守備に注目して欲しいです。

ベナティアとウルブス所属のサイスのCBはラインを低めに設定して、来るボールをほとんど弾き飛ばします。

中盤全体の運動量も多いので、チーム全体が間延びすることなく、どのポジションからでもボールを奪える用意をしています。

攻撃は特にツィエクラビアドの個人技に注目です。

オランダで成長著しいこの二人のパフォーマンスが、モロッコの攻撃を左右すると思います。

またその2列目のポジションには、ドイツ、フランス、トルコなどのクラブを経験した事があるユネス・ベランダやサウサンプトン所属のブファルといった優れた選手がいるので、誰が出てきても強力だと思います。

モロッコ代表の有名選手を紹介!

超メガクラブに所属しているので、今更紹介する必要はないかもしれませんが…一応です。

ベナティア(ユベントス)

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イタリアの名門ユベントスに所属しているCBです。

DFとして190cmの身長を活かした空中戦も強く、スピードも悪くないので、対人で負けることが少ない選手です。

守備時の出足がよく、後ろから強烈なタックルをかますのも特徴だと思います。

また足下のフィードも優れているので、後ろから高精度なパスを供給して、試合のリズムを作ることも出来ます。

なんと今シーズンのパス成功率は90%を超えています。

ベナティアの動画です。守備時の落ち着きがいいです。ユベントスが1700万ユーロ(約21億円)出すのも分かります。

Mehdi Benatia – Juventus – Defensive Skills Show – 2018 HD

ハキミ(レアル・マドリー)

若干19才にしてあの白い巨人、レアル・マドリーに所属している期待の右SBです。

シーズン前半はカルバハルの穴をきっちり埋めるパフォーマンスを見せ、世界中を驚愕させました。

スピード足元の技術もあるので、持ち上がって攻撃をする際、チームに多くの選択肢を与えてくれます。

1対1でもガンガン仕掛けるので、見ていて面白い選手です。

状況判断もよく、縦に抜けるタイミングがいいので、パスの出し手からしたら非常にパスを出しやすい存在ですね。

また運動量も多く、守備も決してサボらないので、広い範囲をカバーしてくれます。

19才にしてレアルで出場し、モロッコ代表のスタメンというのは伊達ではないですね。

ハキミの動画です。あのレアルで堂々たるパフォーマンスを見せること自体が凄いですよね。

Achraf Hakimi – Amazing Skills Show – 2017/2018 | Real Madrid

もうハキミはレアル所属ですし、ブレイク候補というよりこちらかなと思い、有名選手の枠で入れました。

モロッコ代表のブレイク候補を紹介!

ハキム・ツィエク(アヤックス)

オランダの名門アヤックスに所属し、今シーズンは主にトップ下で出場していました。

このツィエク、今シーズン公式戦34試合で9ゴール18アシストを挙げています。とんでもない数字ですよね…完全にアヤックスの攻撃の中心です。

ハキム・ツィエクのプレースタイルを表現するなら、8番と10番のハイブリッドなタイプ。

今シーズンは、ツィエクが走り込んできてフィニッシュという形の攻撃が非常に多かったです。飛び込むタイミングがいいのでしょう。

またツィエクの左足から生まれるパスは非常に見応えがあります。これは典型的な10番タイプの選手ですね。

足下に絶対の自信を持っているのでしょう、1対1の場面ではほぼ仕掛けにいきます。

寄せないとドリブルで侵入され、プレスを掛けたらその空いたスペースにピンポイントのパスを供給してきます。

相手DFからしたら、非常に対峙したくない選手だと思います。

またボールを持ちたがるので、ボールを受けるために自然とプレーエリアが広くなります。試合によっては、中盤低めや逆サイドまで顔を出すこともあります。

そこから自慢の創造力と左足で、チャンスを作るだけではなく、試合を作る仕事も出来ます。これは8番的なイメージです。

個人的にはアヤックスの先輩、エリクセンを彷彿させる選手ですね。

もちろんビッグクラブの噂もでていまして、イングランドのリバプールやエバートン、イタリアのローマの名前が挙がっています。

もちろんW杯の活躍次第で、他にも興味を示すクラブはでてくると思います。

ハキム・ツィエクのプレースタイルを詳しくまとめました

ツィエクの動画です。左足のキックはもうビッグクラブでも通用しそうですね!

Hakim Ziyech 2018 – Moroccan Star – Skills, Goals & Assists |HD

アミーヌ・アリ(シャルケ)

今シーズンブンデス2位のシャルケの躍進に大きく貢献したのが、このアリです。

攻撃的な中盤ならどこでも高水準にこなせ、20才にしてチームを大きく支えてくれました。

独特のリズムのドリブルやパスで、チームに大きく刺激を与えてくれる選手です。

ドイツ挑戦一年目の20才が、3ゴール7アシストですからね…本当にシャルケのスカウティングはどうなってるんでしょうかね

今シーズンのパフォーマンスを受けて、もうすでにアーセナルやリバプールが興味を示しているとの話もあります。

ワールドカップの出来次第では、そのようなクラブから声がかかってもおかしくないポテンシャルの持ち主です。

アリの動画です。ドリブルが上手いです。マフレズのドリブルに雰囲気が似ている気がします。シャルケの若手ってだけで大器の予感を感じますよね。

Amine Harit – The New Zidane – Magic Skills Show – 2018 / أمين حا

ザカリア・ラビアド(アヤックス)

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今シーズンオランダのユトレヒトで大爆発した選手です。

FWも一応は出来ますが、メインのポジションは2列目ながら,17ゴール12アシストを挙げました。

アヤックスと書いてありますが、つい先日ユトレヒトからアヤックスへステップアップの移籍を果たしたので、こう書きました。

キックの精度が非常に高く、相手を崩すパスも一流ですが、特にセットプレーは直接、関節関係なく大きな脅威になります。

ラビアドはシュートの意識がとにかく高いので、W杯中ラビアドのシュートを多く見ることになると思います。

実際に数字を見てみますと、オランダリーグでは1試合での平均シュート数が上から6番目でした。そこらへんのFWよりも高い数字です。

また試合中ポジションチェンジをするのを好むので、相手からすると捉えにくく、ボールのはけ口として良く機能します。

このラビアドもそうですが、モロッコ代表は2列目にいい選手が多く固まっているので、監督からしたら嬉しい悩みがついて回ることでしょう。

ラビアドの動画です。足も頭も関係なくシュートが上手いです!また走り込む動きにも注目です!

Zakaria Labyad | Goals, Skills & Assists | Welcome To AJAX

ロマン・サイス(ウルブス)

今シーズンイングランド2部で優勝したウルブスの守備の要がこのサイスです。

ウルブスでは本来のポジションであるCMを務めていましたが、このモロッコ代表ではCBを担当します。

190cmの身長を存分に活かしたフィジカルバトルが得意の選手で、ウルブスの中盤の守備をこのサイスが大きく支えていたと言っても過言ではありません。

試合中よくタックルでボールを刈り取りますが、やはりカードを受けやすい選手です。

今シーズンはイエローカード11枚も受けています。一応レッドカードはもらってないので、ちゃんと自分の中で調節できているということなのでしょうか。

どんなリーグにもこのタイプの選手はいます、いわゆる潰し屋という選手です。W杯中に不用意にカードをもらわないことを祈ります。

来シーズンからはウルブスはプレミアでプレーするので、W杯後の活躍にも期待です。

サイスの動画です。試合のハイライト動画ですが、レスター相手にここまでやれるのは凄いと思います。

Romain Saïss vs Leicester City / Friendly Game / 29.07.2017 HD

ソフィアン・ブファル(サウサンプトン)

吉田選手も所属しているサウサンプトン所属の選手です。

恐らくこのブファルは2列目が豪華なモロッコ代表のスタメンでは出て来ませんが、ジョーカーとして途中から出てくると思います。

サウサンプトンでは本領を発揮できずに、試合に出場していませんが、昔はバルセロナなども狙っていると噂になったほどの逸材です。

とにかくドリブルが無茶苦茶上手くて、一度調子に乗り始めたら止まらない選手です。

前所属のリール時代はパスもドリブルも高水準で、アザール2世と呼ばれていたので、持っている力は絶対のものがあると思います。

途中から出てきたら、是非注目してください。

ブファルのプレースタイルをより詳しくまとめた記事がこちらです↓

ブファルの動画です。3分40秒のゴールなど瞬間的なプレーはワールドクラスなのですが、それを継続できないんですよね…

Soufiane Boufal – Best Skills & Goals – Southampton FC |HD

サッカーモロッコ代表のまとめ

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モロッコ代表はW杯ではイラン、ポルトガル、スペインと同組で、

6月16日(土)の0:00にイラン(ガスプロム・アリーナ)

6月20日(水)の21:00にポルトガル(ルジニキ・スタジアム)

6月26日(火)の3:00にスペイン(カリーニングラード・スタジアム)

となっています。(時間は日本時間、かっこ内は試合会場です)

力では明らかに劣るイランとの1試合目を必ず取り、ポルトガルとの天王山に望む形になると思います。

スペインがいますので、流石にこのモロッコ代表も、ポルトガル代表も首位通過は難しいですかね?

ですけど個人的にはスペインが1,2試合目をサクッと勝利し、3試合目のモロッコ戦でメンバーを落として臨んでくるという展開も十二分にありえると思います。

そこで高いモチベーションを維持したモロッコが、スペインをジャイアントキリングすれば、ポルトガルとの試合で引き分けても、2勝1分けで1位通過、又ポルトガル戦で負けても2勝1敗で2位通過出来ます。

流石にモロッコ代表に肩入れし過ぎな読みかもしれませんが、試合の順番は弱い国から強い国へ上がっていくので、モロッコ代表に大きなチャンスはあると思います。

ちなみにモロッコ代表は、ポルトガルを想定したセルビアとの試合に勝利しています。なんかワクワクしませんか?

アフリカ予選を下剋上で勝ち抜いてきたモロッコ代表が、このW杯本戦で更に大きな下剋上を果たしてくれることを期待して見るもの面白いと思います。

そして鉄壁の守備組織を誇るモロッコが、ロナウド率いるポルトガルや無敵艦隊スペインの攻撃陣を、どう抑えるのか是非注目してみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

良きワールドカップライフを!

色々まとめましたので、参考にどうぞ↓

モロッコ人の選手

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