Wow! #MEX stun the #WorldCup champions in Moscow! #GERMEX 0-1 pic.twitter.com/XOtAWcKD8U
— FIFA World Cup 🏆 (@FIFAWorldCup) 2018年6月17日
予想に反して非常に面白いゲームを見せてくれました!メキシコの負けを予想した無能です…
北中米の雄メキシコ代表が、前回W杯チャンピオンのドイツ代表を1-0で破りました。
メキシコ代表がドイツ代表に勝利したのは、実に23年振りのようです。
ドイツ代表ファンの方には申し訳ないですけど、ジャイアントキリングはやっぱり見ていて気持ちいいです。
メキシコ代表は、大会前から監督が力説していた「自分たちの戦い」を堂々と表現してくれた形ですね。
一方ドイツ代表は、前半はともかく後半はいい形のポゼッションから、攻撃を展開できていたので、それほど心配はしていません。
試合に関して
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徹底された自分たちのサッカー
「稀代の名将ロソリオ監督は多くの戦い方を持っている」大会前のメキシコ評で、必ず見かけたような気がします。
多くの戦い方と言われても、ピンとこなかったのですが、
基本中の基本のバトルや最後まで出し切る運動量、丁寧なパスなど、これらがしっかりと備わっていれば、
後半のような中央を固めた一貫した守備から、ロング・ショート関係なくカウンターを創出できますし、
同じように、前半のような相手のDF間やMF間で受ける、間受けの動きをチーム全体で行いながら、ハイテンポのパスワークでゴールに迫ることも出来ますよね。
これに尽きると思うんですよ…確かに足元の華麗なテクニックも必要ですけど、それ以上に必要なのは基礎の能力と基本の技術です
守備の戦術も色々ありますけど、チーム全体で走り抜き相手にスペースを与えないとか、
10cmも自分より大きな選手と競り合って、例え負けるにしても、完全に相手を自由にさせないとか
よりシンプルな部分が改めて必要なんだなと思いました。
この試合のスタッツです。まあ決定力がないと言われてしまいますよね…
How are you feeling, #MEX fans? #WorldCup pic.twitter.com/Qzkh0G5wtZ
— FIFA World Cup 🏆 (@FIFAWorldCup) 2018年6月17日
ドイツは説得力のないまま…
スタメンの内7人が28才以上のドイツ代表は、中盤制圧に苦しみました。
特に前半のケディラとクロースの2センターは、メキシコのスピードやエネルギーに、いとも簡単に主導権を譲ってしまいました。
彼らの後ろのスペースが、これまたとんでもなく空いていました…
これじゃCBが無防備になってしまいますよ。
自身の前にフィルターがなかったCB達は、
前線を自在に動くベラや、自身が犠牲になっても、プレーをつなげるチチャリートに好きにプレーをさせられていましたね。
次からはゴレツカを試してみましょうよ、レーブさん。
ラームという主将
キミッヒの前への推進力は世界でも有数です、また豊富な運動量で、上下に激しくスプリントも繰り返してくれます。
パスの精度も抜群で、ゴールも決められます。
これらは普段バイエルンで自分たちが圧倒的なポゼッションを誇り、試合を制圧できているから、リスクが少なく進められています。
しかし今日のように拮抗した展開で、いつものように後ろのスペースを管理せずに、
前へ前へとなっていたら、そりゃいいように使われてしまいます。
そもそも比べるのがおかしいのですが、ラームならゴールシーンやエルナンデスが外した絶好機などで、ポジショニングや読みでどうにかしてくれただろうなぁと思ってしまいます。
あえてキミッヒを前に走らせて、その後ろのスペースを空け、カウンターで攻撃。
同時に中盤を制圧し、本来なら来るべきCBや中盤を機能させないようにすれば、
彼らはカバーに行けなくなり、より自由にキミッヒの裏を使えるって感じでしょうか…
さすがロソリオ監督ですね、よく研究しています。
各選手への個人的な採点と一言です
偉そうですけど、ちょっとした自己満足です…
個人的なMVPです。
ベテランとなり、チームをしっかりと牽引していたエルナンデスもよかったですけど、
流石に今回はロサノでしょう。
ゴールだけでなく、精力的な動きで左サイドを制圧していましたので、妥当ではないでしょうか。
ロサノのプレースタイルを詳しくまとめました↓
全選手の採点です
ドイツ代表
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ノイアー:6
失点シーンはノイアーどうこうの問題ではなかったです。
確か公式戦は昨年9月以来の出場でしたっけ?それなのにコンディションが良さそうで一安心です。
プラッテンハルト:6
割とサプライズのスタメンでしたが、堅いプレーを見せてくれました。
時々メキシコのカウンターの時についていけず、もっと速く戻れないのかなとは思いました。
フンメルス:5
強さをいたるところで見せてくれました、しかしそれ以外の所をしつこく突いてくるメキシコアタッカー陣に苦戦。
またしょうがないですけどカードをもらいました、二枚で次節出場停止ですから気をつけて欲しいところ
ボアテング:6
エルナンデスのスピードやインテリジェンスへの対応に苦戦していました。
でも確実に1点は防いだタックルがあったので、存在感はありました。
キミッヒ:5
攻撃後にかなりカウンターを受けていたので、もうちょっと自身もバランスを考えるか、
チームでしっかりとスペース管理の約束をするかはしたほうがいいと思いました。
でも攻撃の才能はありますよね。
クロース:5
いつものクロースとは別人かと思うくらいの出来でした。
珍しく正確でないパスが多く、攻撃に脅威を与えられませんでした。でも素晴らしいフリーキックはありましたね。
ケディラ:4
中盤を制圧され、本来の仕事であるDFの前での管理を全く出来ずにいました。
あそこまでやられるとは思いませんでした、次はゴレツカかな?
ドラクスラー:6
左から攻撃のはけ口になろうとはしていました。それなりに光るものはありましたが、崩しきるには至らなかったです。
確かにいい選手ですけど、ここはやっぱりサネでも良かったんじゃないのかなぁと思ってしまいます…
エジル:5
脅威にはならないパスを供給していました、もっと危ないところで存在感を示してほしいです。
失点シーンに絡んでいるかもしれませんが、一応最後まで戻ってはいるんですね。
ミュラー:5
今回で3大会目となるミュラーに、大きく期待していたのですが、インパクトは残せませんでした。
周りのサポートが少ないというのも影響していたのかな?とにかく残念です。
ヴェルナー:6
いくつかあったチャンスをものにしてほしかったです。昨シーズンなら決めていたかな?
一つ一つのプレー自体は脅威を作っていたので、将来に期待できます。
一瞬足を気にしていたので、怪我かと思いました。
メキシコ代表
オチョア:8
クロースのフリーキックをスーパーセーブで防ぎました。
それほど多く試されなかったですけど、必要な時には仕事をしていました。
ガジャルド:7
ドイツ攻撃陣を抑えてやるという強いエネルギーを感じました。運動量で大きく制圧していましたよね。
サイドに回ってきて、孤立していたミュラーにもしっかりと対処。
モレノ:6
強く高く存在感がありました。最初からフルで戦い、ドイツの攻撃陣の嫌がるプレーばかりしていました。
イエローカードを受けたので、次戦以降気をつけてほしいです。
アジャラ:7
しっかりと前にある脅威を取り除いていました。彼がいるから、ヴェルナーが常に孤立していたのかな?と思います。
次選以降も同じ働きを期待します。
サルセド:7
豪華なドイツ攻撃陣に対し、常に固くふさがってくれました。
また後半になり、強度が上がってきたドイツに対しても同じように対処できていました。
グアルダード:7
実によく落ち着いて冷静さがありました。エレーラと共に非常堅くて運動量のある中盤を構成。
前線にもしっかりと顔を出し、エネルギーに自信がある所を見せてくれました。
エレーラ:8
少し高すぎるでしょうか、時々ポゼッションを失いましたが、その都度しっかりとゲームに戻していました。
彼もまた運動量が豊富で、相手を圧倒していました。
ロサノ:9
オランダリーグでの調子をそのまま持ってきました。高いエネルギーを前面に出して、相手を圧倒。
何度かカットインすればいいシーンで、チャレンジしなかったので少し残念。もうちょっと積極的になってもいいのでは?
ベラ:7
カウンターで大きく存在感を示しました。ラジュンやロサノとの連携が印象的でした。
長い距離を運んだり、ボールを受けて起点となってくれましたが、少し持ち過ぎだと思いました。
ラジュン:8
試合を決められるゴールシーンが何回かありましたが、どれも失敗してしまいました。
でもそれはしっかりとカウンターの際に上がっているということなので、攻められませんね。
エルナンデス:9
常にドイツ守備陣に対し、恐怖を与えていました。未だ衰えないスピードやオフザボールの動きなどで休みを与えませんでした。
ウェストハムの時と別人ってくらい違うんですけど…もう首になってしまいましたが、やっぱりモイーズって無能なんでしょうか?
ドイツ代表VSメキシコ代表戦のまとめ
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この暑い試合を展開してくれた2チームは今後、
ドイツ代表は、、、
6月23日(土)27:00にスウェーデン代表と対戦。(TBS)
メキシコ代表は、、、
6月23日(土)24:00に韓国代表と対戦。(テレビ朝日)
となっています。(時間は日本時間です)
メキシコ代表にとって大きな結果だと思いますが、この次が大切です。
せっかく得たチャンスなので、このグループFを1位で突破しなければいけません。
グループFはグループEと当たります、
つまりグループFの2位だったら、グループEの1位(恐らくブラジル)が相手となるからです。
ぜひ1位通過を目指しましょう!
次の試合に目を移すと、韓国、スウェーデン共にロングボール主体のサッカーなので、
今日の試合の最終盤みたいな形になるのかな?流石に圧力の違いはありますかね(笑)
とにかく攻撃で圧倒していけば、問題はないはずです。
引き続き「エル・トリ(三色)」こと、メキシコ代表のサッカーを楽しみましょう!
同じようにドイツ代表もスウェーデンを圧倒しなければいけません。
というかこれで2連勝が必須となったわけですし、とりあえず全力で次の2戦に取り組んで下さい。
後半はともかく前半の出来は…ねぇ…
あと、エジルのボランチ起用はこれからも見てみたいかも!でもゴレツカのほうが先ですかね!
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
ぜひ充実したW杯ライフを!
こちらも参考に、どうぞ!
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