FCクラスノダール所属の守備的MF、守備も自慢でパスでも試合も作れる選手です。
常に後方でフィルター役として、ロシア全体の高齢化した守備組織を助ける活躍をしています。
今回はそんなガジンスキーのプレースタイルや経歴などをまとめてみました。
追記2018.5月15日守備職人なのに、攻撃で目立ってしまいましたね(笑)ゴールをまさか決めるとは
今大会はガジンスキにとって、忘れられないものになりますよね…
ワールドカップの超満員のホームサポーターの前で、ゴッツイヘディング弾!
ユーリ・ガジンスキのプロフィールと経歴
国籍:ロシア
ポジション:MF
背番号:代表クラブ共に8
クラスノダールの重鎮的存在、ユーリ・ガジンスキー
ガジンスキーはロシアリーグのルチ・エネルギア・ウラジオストクというチームで、サッカーキャリアをスタートさせます。
ウラジオストクで、徐々にその評価を高めたガジンスキーは同国のトルペド・モスクワに引き抜かれます。
この地でもいきなり3ゴール7アシストと、守備職人としては抜けた成績を残したガジンスキーは、再びステップアップの移籍を果たします。
そのクラブが現所属のFCクラスノダールです。
クラスノダールのスタイルに完全にハマったガジンスキーは、そこから毎年国内でも欧州でも守備の要として出場を続けます。
6年間守備の人として、クラスノダールを支え続けました。この間一気にパスの精度も意識も変わったようです。
なんとここまで176試合に出場しています。
また定期的にゴールにも絡んでおり、7ゴール16アシストを記録しています。
現在28才と、これからがピークですので、さらに出場数を増やすことでしょう。
ちなみに代表デビューは2016年の夏のトルコとの親善試合でした。
ロシアとトルコの試合…だと?
ユーリ・ガジンスキーのポジションやプレースタイルは?
ロシア代表自慢の守備的な中盤の選手です。いわゆるDMですね。
また相手によっては、一つ上のCMや左のウィングまで務めているようです。
評価の分かれる守備職人
ゴールで目立ちましたが、基本的には守備での貢献が大きく、
見た目以上に頼りになる体幹の強さを活かしたフィジカルバトルが、大きなストロングポイントです。
カンテのようなセンスあるタックルとか、嗅覚で守備するよりかは、激しいスライディングやファールのようなタックルでボールを強奪する感じです。
またそのタックルですが、身体を伸ばしきっても重心がしっかりとしていてブレないので、
正直カードを与えたいような無茶苦茶なタックルでも、自分より大きな選手をガンガン弾き飛ばしてボールを奪ってくれます。
一方で運動量はそこまでないようです。
ピッチを縦横無尽に動き回るよりかは、バイタルエリアにどんと構えて、センターをカバーするようなタイプです。
他の守備のタスクをそれほどこなせない、しっかりと守る時には守りましょうよってタイプの選手です。
よく考えてみたんですけど、もしかしたらカンテと比べているせいで、そのように感じているのかもしれません(笑)
また先程も言ったように試合に対する嗅覚というものがないので、味方のスペースをカバーするのは下手です。
常にアンテナを張って、危ないシーンに常に顔を出し、ボールを奪うといったプレーはあまり得意としていないようです。
どちらかと言ったら、突っ込んでくるドリブラー達との競り合いを好む感じですね。
攻撃での貢献はどう?
まずパスは非常に上手いです。
底から短いパスで試合のリズムや勢いを創出してくれます。
絶妙なパスセンスやとんでもない鋭さのボールを供給するというよりかは、落ち着きを保ち、
単純でさりげないパスの一つ一つが、ポジションを前へ前へ押し上げてくれるという感じです。
またショートパスでゲームメイキングだけではなく、展開を大きく変えるロングパスやサイドチェンジも頻繁に使用します。
カウンターのときに起点になることもありますね、これはロングパスの精度が信頼されている証拠ですね。
次にドリブルなど推進力を生むプレーですが、これは物足りないと感じます。
もう守備的な選手は守備だけっていうことはないですからね。攻撃の時に多くの選択肢がないとどこかで苦しみます。
カンテなんかはボールコントロールも上手で、前にぐいっと推進して、ゴール前に顔をだすことも出来ます。
まあ何故プレミア最高の選手と比べているのかっていう話ですけどね(笑)
とにかく、自分の苦手な部分を知ってか知らでか、そもそもガジンスキー自身がそんなプレーをチャレンジしないんですけどね。
ユーリ・ガジンスキーのまとめ
ロシアの攻守のバランサー、ガジンスキーのプレースタイルなどをまとめてみました。
守備はタックルだろうがインターセプトだろうが大きく貢献できます。
攻撃もパスで種類豊富で試合を作ることも得意です。
いいところしか見てないので、自然と上のスペックのようにかなり優秀な選手に見えてしまいます。
こんなに万能に働けるなら、現在代表キャップ6つなわけがありません。
やっぱり国内ロシアリーグのレベルが低いのということと、絶対評価は難しいので、守備能力にしろパスにしろ、単純に低い水準でまとまっているのかなと思っています。
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