今季のラツィオの躍進は多く人を驚かせています。そのラツィオ攻撃陣の中心人物がミリンコヴィッチ・サヴィッチです。
この活躍を受けて国内の名門、ユベントスだけではなく、レアルマドリードやユナイテッドといった欧州中のビッグクラブが、狙っていると言われています。
移籍市場屈指の銘柄、ミリンコヴィッチ・サヴィッチ。そんな彼の経歴やプレースタイルなどを紹介します。
ミリンコヴィッチ・サヴィッチの経歴とプロフィール
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生年月日: 1995年2月27日(23才)
身長: 192cm
体重:76kg
国籍: セルビア
ポジション:MF
ミリンコヴィッチ・サヴィッチは、スポーツ一家で育ちました。
父はプロサッカー選手、母はプロバスケットボールの選手で、弟もアンダー世代の代表に選ばれています。まさにサラブレッドですね…
サッカーキャリアの始まりはセルビアのFKヴォイヴォディナ・ノヴィサドのユースで、2013年にはプロデビューを果たします。
その後ベルギーのヘンク、イタリアのラツィオへと移籍していきます。
そしてラツィオでは1年目から主力となり、ラツィオの攻撃を中盤から支えています。
代表ではU20のワールドカップにおいて、チームを優勝に導く活躍をし、昨年フル代表にも呼ばれました。
ポジションは中盤センターを主に担当します。
トップ下から守備的MFまで対応可能ですが、どちらかと言ったら前目のほうが向いていると思います。
ミリンコヴィッチ・サヴィッチのプレースタイルは?
ミリンコヴィッチ・サヴィッチの強みは、まずその高いキック精度です。
シュートにはかなりの自信を持っているのでしょう、よくチャレンジしています。
走り込んできて抑えの効いたシュートや無茶な体勢からきれいに合わせるシュート、はたまた引いてきた相手に対して、ゴッツイミドルシュートをお見舞いすることも出来ます。
またそのキック精度はパスでも力を発揮します。
視野も広いので、スルーパスでDFの裏を狙うことも、展開を変えるロングパスも得意としています。
幸いチームにインモービレがいるので、パスの出し手としてさらに輝けるのでしょうね。
チームメイトにパスの名手ルイス・アルベルトがいますので、彼と比べると劣っているように見えてしまいますが、
パスのさばきを低い位置でもこなしながら、高い位置では鍵となるパスも供給できるという、彼独自の強みもあります。
ここが凄いと言いますか、これが彼のプレースタイルですからね。
まあ単純に役割が違うだけですよね…
もちろんチームではプレースキッカーも担当しています。
またマティッチやイバノヴィッチを産んだセルビアは、恵まれたフィジカルの持ち主が多いです。
このミリンコヴィッチ・サヴィッチも例外ではありません。身体を当てた競り合いで、負けることはかなり少ないです。
また単純にフィジカルの強さで勝負するだけでなく、体全体の使い方も上手です。
相手からのタックルをいなすプレーはよく見かけますね。上半身全体を上手く使えるので、見ていて非常に面白いです。
それに加えて足元の技術も非凡なものを持っているので、その丁寧なタッチを駆使しドリブルで前へ運ぶプレーも得意です。
あのマティッチですら、身体を上手く活かしてボールは取られづらいのです。
更に高水準な足元の技術が備わったミリンコヴィッチ・サヴィッチが、簡単にボールロストすることはあり得ません。(もちろんマティッチもいい選手ですよ)
言いすぎかもしれませんが、囲まれた中から抜ける突破力は格別の一言です。
この前への推進力を生めるボックストゥボックスのプレースタイルこそが、彼をここまで際立たせているのでしょうね。
もちろんですけど守備にもしっかり貢献します。まあセントラルハーフなら当たり前ですが…
そのフィジカルを活かし、タックルでボールを奪う、空中戦に勝利することは少なくありません。
しかし、若さなのでしょうか時折集中が切れてしまい、ファールを簡単に犯してしまいます。
これに関しては体が大きいから、ファールに見えやすいというのもあるのでしょうか。
基本的に攻撃のほうが好きな選手だと思います。
現在のラツィオでは隣に、ルーカス・レイバ、パローロというベテランがしっかりとサポートしてくれているから、攻撃面で大いに活躍しているのだと思います。
また代表ではマティッチがしっかりとフォローしてくれていますよね。
ミリンコヴィッチ・サヴィッチの動画です。サイズも合って、スケールの大きさを感じます!
SERGEJ MILINKOVIC-SAVIC | Lazio | Crazy Skills, Goals, Assists | 2016/2017 (HD)
ミリンコヴィッチ・サヴィッチ、移籍は時間の問題か?
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これだけのスケールの選手ですから、移籍話はやはり出てきています。当然でしょう。
昨夏にも移籍話はありましたが今シーズンのさらなる活躍を受けて、ヨーロッパ中の多くのビッグクラブが狙っていると言われています。(代理人の発言ですが…)
来夏の移籍先として名前が上がっているのは、ユベントス、レアルマドリード、ユナイテッドと枚挙にいとまがありません。
しかし、一番話として上がっているのはユナイテッドです。
ラツィオサイドもかなり高額な移籍金を設定しているので、その金額を払えるクラブというのは自然と絞られていきますね。
やはりユナイテッドレベルの資金力が、必要な獲得競争になるのでしょうね。フェライニが退団、キャリックも引退しますからね…
なんとポグバ以上の移籍金を用意しているという話もあります。凄いですね。
もしユナイテッドが獲得すれば、マティッチを中盤の底に置き、両インサイドハーフにポグバとミリンコヴィッチ・サヴィッチを置けるので、かなり面白そうだと思います。(モウリーニョが採用するかどうかは分かりませんが…)
セルビア代表としてワールドカップにも出場するミリンコヴィッチ・サヴィッチ。これから先のキャリアが非常に楽しみですね。
セルビア代表に関していろいろまとめましたのでどうぞ↓
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