ポルトガルリーグの優勝チームポルト。そのポルトの不動の右SBとして、今シーズンチームに大きく貢献した選手がリカルド・ペレイラです。
今シーズンのポルトでのパフォーマンスももちろん素晴らしいのですが、昨シーズンのニースでの活躍が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
ユベントス、トッテナムなどのクラブからの興味も伝えられていましたが、ここに来てレスターシティ移籍の話が急上昇してきました。
移籍先もですが、ポルトガル代表としてワールドカップにも出場するので、要注目の選手です。
追記レスター移籍が正式に決まりましたね!
今回はそんなリカルド・ペレイラの経歴やプレースタイルなどを見ていきます。
リカルド・ペレイラのプロフィールと経歴
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生年月日:1993年10月6日(24才)
身長:175cm
体重:70kg
国籍:ポルトガル
ポジション:DF
背番号:21
リカルド・ペレイラは、ポルトガル名門スポルティングのユースでサッカーを始めます。
その後同国2部のアソシアソンのユース経て、1部のヴィトーリアSCのユースからトップチームデビューを果たします。
順調に成長したリカルド・ペレイラは、ステップアップために同じくポルトガル名門のポルトへ移籍します。
しかし、このポルトでは思うような活躍をすることが出来ずに、出場機会は激減。
そこで出場機会を求めて、2年間のローンでフランスのニースへ移籍します。
この2年間の移籍で出場機会を増やしたリカルド・ペレイラは、経験を積んでポルトへ帰還。
そして今シーズンは43試合に出場し、2ゴール7アシストを記録して、チームの優勝に大きく貢献しました。
リカルド・ペレイラのポジションやプレースタイルは?
リカルド・ペレイラは主に右SBを担当します。その他にも右サイドハーフや右ウィング、逆の左SBでも高レベルなプレーを見せてくれます。
この非常にユーティリティなところもリカルド・ペレイラの長所ですね。
実はこのSBのポジションを本格的にやり始めたのは最近のことで、ローン移籍先のニースで始めました。それまでは、より攻撃的なポジションを主に担当していました。
最終的に、どのポジションで成長していくかも楽しみな選手です。
リカルド・ペレイラのプレースタイルで特徴的なところは、元ウィングらしい攻撃的な突破と精度の高いタックルを中心とした守備性能です。
あくまでポルトガルリーグでの話ですが、攻守のレベルが非常に高くて、試合で必ず仕事をしてくれる選手です。
元々快速を活かしたウィングであったリカルド・ペレイラは、SBの低い位置からサイドを猛スピードで駆け上がります。
かなり雑なボールを前線に供給しても、このランニングによってスイっと追いついてしまいます。
ドリブルも非常に得意としていて、ポルトガル人らしい足下のテクニックで、果敢に仕掛けて相手のDF陣に穴を開けてくれます。
この積極性がポルトの攻撃を活性化してくれるので、硬直した試合では非常に役立ってくれます。
またアシスト数7、1試合平均のキーパス約2回という数字が示すように、ラストパスの精度もしっかりとしたものを持っています。
外からのクロスもありますが、どちらかと言ったら攻撃にアクセントを付ける鋭いスルーパスのほうが好んでいるように見えます。
ドリブル好きな選手にありがちな、ドリブルでいいところまで侵入したけど、その次のプレーがお粗末でした、なんてことはありません。
守備に関しては、決して身体は大きくありませんが、試合中ガンガンタックルをかます積極性が売りです。
少し高いポジションでも、スキを見せたら一気に寄せてタックルをするので、それがカウンターの基準となることも少なくありません。噂されているレスターなんかはまさにぴったりだと思います。
またポルトガルリーグで2番目のタックル数を記録しています。同時によくファールももらう選手ですけどね…
ここまで守備に関してはタックルのことしか述べてませんが、全体的な守備のセンスという点では少し劣ると思います。
ポジショニングでスペースを潰す、キレイに相手を外に追い込むといったプレーもあまり見かけません。
またカバーリングもスピードを活かして行えていますが、予測で危険を察知して事前に動くといったプレーもありません。
まだ自分の身体能力に頼って守備をこなしているという印象です。
ですけど運動量も豊富で、上下のスプリントを繰り返してくれますし、鋭いタックルでショートカウンターを作ってくれますので、どこでも重宝される選手だと思います。
リカルド・ペレイラの動画です。プレーはもちろんですが、多くのポジションをこなすユーティリティさにも注目してみてください!
RICARDO PEREIRA – Fantastic Skills, Tackles, Assists & Goals – 2017 (HD)
リカルド・ペレイラはレスター移籍間近か?
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昨シーズンのニースの大躍進の中心の一人であったリカルド・ペレイラは、もちろん欧州のビッグクラブが狙っているという話が出ていました。
トッテナムはウォーカーの代役として、このリカルド・ペレイラをリストアップしていたようです。
ボールを前に運ぶのが好きなリカルド・ペレイラと、自分達でボールを保持していくサッカーを志向するトッテナムは非常に合いそうなので、見てみたかったですね。
結局オーリエを獲得したので、それ以降あまり話は聞きません。
ユベントスは来季35才になるリヒトシュタイナーの後継者としてこのリカルド・ペレイラを狙っていたのでしょう。
ポルトからユベントスに移籍するSBって、今や世界中のクラブから狙われていると言っても過言ではないアレックス・サンドロを彷彿させますね。
上に述べたようなクラブが狙っているという話が出ている中、このリカルド・ペレイラの次の移籍先は恐らくイングランドのレスターに決まったようです。
イギリスのデイリーテレグラフが報じているので、間違いないと思います。
移籍金は2500万ポンド(約37億円)と、今の移籍市場を鑑みたら、割とお買い得なのではないでしょうか。
それ以上にシーズンが終わってW杯が始まる前の今の時期に、新戦力をサクッと獲得できたのはレスターにとって朗報ですね。
まあ昨シーズンのアドリエン・シウバのゴタゴタを経験したら、今年早く動くのは当たり前ですけどね…
前からプレスをしっかりかけて、速攻でのカウンターを好むレスターのサッカースタイルにも上手くフィットしそうですし、今から楽しみです。
またシンプソンとのポジション争いも高レベルで早く見てみたいですね。
ちなみにリカルド・ペレイラがニースで大化けした時の監督が、今のレスターの監督であるピュエルさんです。
リカルド・ペレイラが次なるステップアップのチームとして、レスターを選んだ理由の一つは自分の良さを見出してくれた恩師がいるということだと思います。
ニースで旋風を巻き起こしたように、再びレスターマジックを見せてくれることを期待しましょう。
追記:5月22日レスター移籍が正式に決まりましたね!レスターでのプレーを早くみたいですね!
もちろんこのリカルド・ペレイラも、ロシアW杯にポルトガル代表として出場するでしょう。
正直スタメンで出られるのかは微妙なところですね。個人的にはライバルであるセドリクよりいい選手だと思うんですけどね…
監督はチャレンジしてくれないでしょうか…
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