今年のイングランド2部はライアン・セセニョンの話題で持ちきりでしたが、今回紹介するウルブス所属ルベン・ネヴェスも負けず劣らず注目を集めています。
1年通して安定したパフォーマンスを続け、なんとイングランド名門リバプール、トッテナム、ユナイテッドなどへの移籍話が出てきています。
さらにポルトガル代表としてもワールドカップに出場しますので、絶対にチェックしなければならない選手ですね。
そんなルベン・ネヴェスのポゼッションやプレースタイルなどをまとめました。
ルベン・ネヴェスのプロフィール、経歴と所属チームはどこ?
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名前:ルベン・ディオゴ・ダ・シルバ・ネヴェス
生年月日:1997年3月13日(21歳)
身長:180cm
体重:72kg
国籍:ポルトガル
ポジション:MF
背番号:8
ルベン・ネヴェスは母国ポルトガルの名門ポルトのユースで育ち、そのまま17才にしてトップチームデビューを果たします。
その後ポルトでリーグ最年少でのゴールを記録したり、CL史上最年少のキャプテンにも任命されたりと、若き才能をどんどん発揮していくネヴェスは欧州中の関心をひきつけます。
昨夏12年過ごしたポルトを離れ、ネヴェスはイングランド2部のウォルバーハンプトン(ウルブス)ヘ移籍します。
バルセロナなど多くのビッククラブが狙っていると噂がある中で、予想もしないこの決断は大きな反響呼びました。
ちなみにこのネヴェスが所属しているウルブスは、昨夏中国人オーナーと有名代理人に支えられ、多くの有望な選手を獲得しているので注目です。
来年プレミアリーグにも昇格してくるので、ルベン・ネヴェスと共にウルブスにもぜひ期待してください!
同じく2部で大活躍したセセニョンの記事はこちらです↓
ポルトガル代表としても、2015年のデビュー後4試合に出場しています。今後が楽しみですね。
ルベン・ネヴェスのポジションとプレースタイルは?
ルベン・ネヴェスは、主に中盤センターのアンカーやセントラルハーフでプレーしています。
この位置からボールを供給して、ゲームを組み立てる司令塔タイプの選手です。
ネヴェスのプレーの特徴は、まずは正確なパスとそのセンスでしょう。
ポルト時代から非常に優れていましたが、「ブスケッツ2世」と呼ばれているのは伊達でなく、アンカーのポジションからどんどん試合を作ってくれます。
自分達でボールを保持しながら攻撃を展開するウルブスは、ネヴェスのパスから攻撃が始まります。縦パスでのテンポ作りが非常に上手いです。
もちろんチーム1のパス数を記録しています。まさにバルセロナにおけるブスケッツですね。
視野も広いので隙を見せれば、決定的なスルーパスや大きなロングパスも狙って来ます。相手からすると非常にやりにくい選手でしょう。ここらへんは同じタイプのピルロとかにそっくりです。
ボールコントロールも上手いので、プレーの一つ一つに余裕が見られます。ポルトガルの選手はみな揃って足元の技術が高いですよね、お国柄なのでしょうか。
ネヴェスは底からパスを供給するだけではもちろんありません。ミドルシュートの精度もかなり高いです。
少なくともイングランド2部では彼に並ぶ選手はいません。
今シーズンのネヴェスはリーグ戦6ゴール決めていますが、その全てがペナルティエリアの外からのゴールなのです。
長短のパスにミドルシュートも高水準、キックの名手といっても過言ではないでしょう
このゴールをシーズンベストゴールに推す声が非常に多いです。
丁寧なボールコントロールから、正確なキックでミドルシュート、まさにルベン・ネヴェスの良さを凝縮しているゴールです!
Spectactular Ruben Neves Volley
攻撃だけでなく、守備もしっかり行います。
ピッチ全体をよく見ているので、インターセプトでカットやポジショニングでスペースを潰すといったプレーは得意です。
しかし、フィジカルでの競り合いはあまり得意とはしていません。いくら2部とはいえ、イングランドはフィジカル自慢の選手が多いので仕方ないかもしれませんが…
この弱さを補っているのが、ロマン・サイスという選手です。下の画像の右の選手です。
Embed from Getty Images
この選手の強みは190cmもある身長を活かした空中戦を含めた競り合いです。
一方で崩しのアイディアは豊富ではありません。非常に分かりやすい中盤の関係ですね。
今シーズンは中盤セントラルの隣にこの選手を置いているので、互いが上手く補完的役割を果たしています。
このロマン・サイスはモロッコ代表なので、ワールドカップにも出場します。彼にもぜひ注目してください!
ルベン・ネヴェスの動画です。トラップとスルーパスが特に凄いです!
RUBEN NEVES | Goals, Skills, Assists | 2017/2018 | WOLVES
ルベン・ネヴェスの移籍はあるか?リバプールが接近?
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10代の頃からポルトで活躍し、今シーズンはポルトガルだけでなくイングランドでもやれることを証明しています。
2部を圧倒的な強さで駆け抜けたウルブス(現在2位に12ポイントの差をつけています)の中心選手ですから、やはりというべきでしょうかプレミアリーグのクラブが関心を示しています。
具体的な名前を挙げますと、リバプール、トッテナム、ユナイテッドです。
その中でもリバプールが特に強い関心を示しているようです。
アンカー役のジャンが退団、パスのチラシ役としてはヘンダーソンでは物足りないので、リバプールが動くのも頷けます。
クロップはアンカーに完全な守備の選手より、パスをさばける選手を置くのを好むので、パスが好きで前への意識が強いネヴェスは確かに合いそうですね。
同じ理由でナポリのジョルジーニョの話も出ていますが、シティに取られたら、その代役にネヴェスに動く感じなのでしょうか。
ユナイテッドもリバプールと同じくジョルジーニョ獲得に失敗したら、ネヴェスに動くようですね。
キャリックも引退しますし、フェライニも退団するのでその代役でしょうか。マティッチとの2センターは相性が良いと思います。
トッテナムもムサ・デンベレの代役として狙っているようです。
デンベレほどの選手を簡単に穴埋めできるとは思えませんが、上手くネヴェスを成長させてダイアー、ワニャマ辺りと組ませると将来性も含めてワクワクします。
ですがウルブスが簡単に放出はしないでしょう。
一応ですが代役の選手として、ベシクタシュのタリスカという選手をリストアップしているので、ネヴェスは移籍するという声もあります。(タリスカってより前の攻撃的なMFを専門としている選手なんですよね…)
しかし夏の移籍のトップターゲットとして断れきれないオファーを出すならともかく、並のオファーで今の経営が安定しているウルブスから引き抜くのはかなり難しいです。野心家の経営陣達が許さないでしょう。
まずは1年双方ともにプレミアで完全に通用することを確認した後、改めてメガオファーを出す形になると思います。
ワールドカップにもポルトガル代表として出場するルベン・ネヴェス。
ロナウド最後のワールドカップですから、ポルトガルは特に気合が入っていることでしょう。ユーロ2014のようにポルトガル自体が台風の目になってもおかしくありません。
その中盤でルベン・ネヴェスが大きな経験を積んで、一皮も二皮も剥けて帰ってくると更に面白い選手になってくれるでしょう。
5月23日追記:残念ながらこのネヴェスは選ばれませんでしたね…おのれサントス監督め、モウチーニョのようにボールを上手く運んでくれるのに…
その先のルベン・ネヴェスの成長も移籍先も活躍もまだまだ目が離せません!
ルベン・ネヴェスと共に、今年のイングランド2部を盛り上げてくれたセセニョンの記事もどうぞ↓
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