ロブレン(リバプール)はクロアチアの中心!経歴やプレースタイルは?

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画像出典:http://hns-cff.hr/en/

ロシアワールドカップで印象的な結果を残し続けているクロアチア代表、今季CLで準優勝と大きく躍進したリバプール

この2チームの守備の要であるのが、デヤン・ロヴレンです。

後方からのビルドアップも長けていて、絶対的なフィジカルを武器にDFを統率してくれます。

そして彼もまた多くのチームメイト達と共に、若い頃ユーゴスラビア紛争の影響を大きく受けた過去を持っているのです。

今回はそんなロヴレンのプレースタイルだけでなく、過去などもまとめてみました。

ロヴレンのプロフィールと経歴

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名前:デヤン・ロヴレン

生年月日:1989年7月5日(29才)

身長:188cm

体重:80kg

国籍:クロアチア

ポジション:DF

背番号:代表クラブともに6

これまでの経歴

ロヴレンが生まれたのは、旧ユーゴスラビアが解体する前1989年、場所はそのユーゴの大都市ゼニツァでした。

ロヴレンが2才の頃ユーゴスラビア紛争を起き、彼と家族達は皆、難民生活を余儀なくされます

銃声が飛び交う中、当時旧ユーゴスラビアから独立して間もないボスニア・ヘルツェゴビナから、500kmも離れたドイツのミュンヘンまで移動したと、後に語っています。

ロヴレンの祖父がドイツに住んでいたので、それを頼りにしたのでしょう。

しかし、ドイツに永住するための必要書類を有していなかったロヴレンの家族は、7年後には離れることを決めます。

そして、彼らは戦争が終了した後、クロアチアへ居を移し、この地でロヴレンは成長していきます。

若い頃自身も難民として生活していたため、現在はその時の思い出を語るとともに、世界中にメッセージを発して、理解を求める動きなどもしています。

Lovren: My Life as a Refugee | Watch the trailer now!

サッカーに関してはドイツの頃からやっていたようですが、本格的に始めたのは、クロアチア国内のNKカルロヴァツというクラブのユースでのようです。

その後、国内名門のディナモ・ザグレブに引き抜かれ、16才の時トップチームデビューを果たします。

流石にまだポジションを得られなかったロヴレンは経験を積むために、国内のインテル・ザプレシッチへレンタルで移籍し、2シーズンしっかりと経験を積んで帰ってきます。

19才にしてディナモ・ザグレブのスタメンとなったロヴレンは、チームの国内リーグ制覇や、EL出場にも大きく貢献し、国内外の評価を大きく高めました。

そして21才にして、フランスの名門リヨンに移籍することになりました。

このフランスの地では、パフォーマンスの波が合ったり、ライバルが多くいたりして、完全にポジションを奪うということはなかったのですが、

3シーズンで102試合に出場しています。

最終シーズンもベンチであったり、メンバーに入ってなかったりすることが多かったです。

23才になったロヴレンは、次のステップアップの移籍先として、イングランドのサウサンプトンを選びます。

このイングランド挑戦がうまくハマり、いきなり主力としてチームの上位躍進に大きく貢献しました。

そして翌年には、同国のリバプールへ移籍することになりました。

リバプールに移籍してからは、度々批判を受けることはありますが、ここまで152試合に出場と、リバプールの守備陣の中で、最も多く試合に出場しています。

クロアチア代表としては、20才でのデビュー後、ここまで43試合に出場しています。

実は2016年に、監督と衝突して、2016EUROのメンバーから外れたりしているんですよね。

まあそれはもう解決していますけど…クロアチア代表は、いつも何かしらの問題を抱えているイメージです。

ロヴレンのポジションやプレースタイルは?

ロヴレンのポジションは代表クラブ共に、センターバックです。

最終ラインでしっかりと構えてから、フィジカルを活かして、ボールも人も弾き飛ばすのがプレースタイルの特徴でしょうか。

フィジカルはプレミア屈指!

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そのイカツイ見た目、188cm84kgの巨体を活かしたフィジカルが一番の武器でしょう。

プレミアリーグには多くのフィジカルモンスターがいますが、そんな中でも群を抜いた空中戦、フィジカルコンタクトの強さで、ハードにボールを奪うことが出来ます。

押し込まれた展開やロングボールしかない展開などでは、非常に彼の強さの部分が際立ちます。

例えば、今季前半のユナイテッド戦では、あのユナイテッドのルカクを完全に封殺していました。(後半戦は…)

これだけでも、彼の強さがおわかりになりますよね。

もちろんこの強さはセットプレーでの攻撃にも、大きく役に立ってくれます

有名なやつですと、ドルトムントとの試合での決勝弾とかですね。

パスで後ろから試合も作れる

現代のサッカーでは、最早必須と言うべき最後尾からの組み立てのパスも、このロヴレンは高水準にこなしてくれます。

リバプールが自分たちでボールを持ちたがるサッカーを行うので、ディフェンスラインから精度のいいフィードを供給してくれます。

流石にオタメンディやストーンズのように、ガンガン入れてくることはないですが、

リズムを作るためヘンダーソンやファン・ダイクとボールをちらしたり、

機を見て、大きく空いた裏や逆のスペースに鋭いロングボールをピタッと送ることも出来ます

相方を見つけてから増した安定感

ここまでずっと長所ばかり述べてきましたが、もちろん前述のように大きく批判を浴びる選手でもあります。

攻守の切り替えが遅く、カウンターで容易に崩されたり、

FWのプレスが来ているのに無理にパスを繋ごうとして、逆にピンチを招いたり

かなり前までチャージをかけて、簡単にかわされ後ろががら空きであったりと、

どうしても脳筋という印象を抱いてしまうのです。

この辺の戦術理解度と表現するべき部分に関しては、近年成長が止まっていましたが、

新たな相方であるファン・ダイクを見つけてからは、成長しているように感じます。

ファン・ダイクは1月に加入し、彼自身移籍後も変わらぬパフォーマンスを見せ、非常に高い評価を受けています。

しかし同時に、このDFリーダーが他に居るという安心感が、ロヴレンを伸び伸びとプレーさせているのでしょうか、

ロヴレンもリバプールに移籍以降、最高のパフォーマンスを継続して見せてくれています。

実際本人も「ファン・ダイクとはやりやすいと」インタビューで語っていますが、

カバーリングも、対人も、ビルドアップの部分も自身を持って、プレーしているように感じます。

CLの決勝ではレアルに負けてはしまいましたが、「彼のリバプールでのベストパフォーマンスだ」という声がイギリスのSNSを中心によく見られ、非常に印象的でした。

ロヴレンの動画です。身体を投げ出しての守備は得意としていますね!

Dejan Lovren – Croatian Power – Defensive Skills – 2018 HD

まとめ

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クロアチア代表の強固な守備を支え続けるデヤン・ロヴレン。

果たしてどこまでクロアチアを引っ張っていけるのでしょうか?

モドリッチを中心とした中盤に注目が集まりがちですが、こちらも要チェックです。

今大会のクロアチア代表は攻守に安定感がありますから、もしかしても有り得そうですもんね!楽しみです!

また現在29才とDFとしてはこれからピークを迎えるので、W杯後の所属クラブでの活躍にも注目ですね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

良きワールドカップライフを!

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