サッカー界でも有数のイケメンのジルー。母国フランスで雑誌の表紙を飾った事があるほどです。
もちろんプレーヤーとしても、アーセナル、チェルシーで結果を残し、一流であることを証明しています。冬の移籍でも驚きを提供してくれましたね。
今回はそんなジルーのプレースタイルなどを見ていきます。
ジルーのプロフィールと経歴
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名前:オリヴィエ・ジルー
生年月日:1986年9月30日(31歳)
身長:192cm
体重:88kg
国籍:フランス
ポジション:FW
背番号:18
ジルーは母国フランスのグルノーブルユースでサッカーキャリアをスタートさせます。
経験を積むために同国のイストル、トゥールへと移籍をし、順調にキャリアを進めていきます。
その後モンペリエに移籍し、この地で得点王を獲得しチームのリーグ優勝に大きく貢献しました。こうして世界に大きくその名を轟かしたジルーは、次のステップとしてイングランドの名門アーセナルへ移籍します。
アーセナル移籍後も毎シーズン安定した成績を残し続け、在籍6シーズンで253試合に出場し105ゴール41アシストを記録しています。
常にチームの一番手ではなく途中出場が多い環境で、この数字を残している訳ですから、監督からしたら頼りになる選手だと思います。
しかし、昨冬オーバメヤンの加入でチーム内の序列が更に下がり、移籍を決断しました。なんと移籍先は同じロンドンのライバルチェルシーでした。バチュアイをレンタルで放出したチェルシーが代役として獲得したのですが、これは冬の移籍市場で大きな驚きを提供してくれました。
移籍先のチェルシーでもここまで4ゴール3アシストと、徐々にその存在感を高めています。
フランス代表としても2010年のデビュー後、70試合出場30ゴール9アシストを挙げています。
ロシアワールドカップにももちろん出場することでしょう。
若い頃のジルーです。イケメンですね…
Thank you BALR. for the stuff.
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こちらは今のジルーです。こちらもダンディでカッコいいです。
Unleash Frenzy. #PUMAOne #NewLevels pic.twitter.com/ecD9L8tPey
— Olivier Giroud (@_OlivierGiroud_) 2018年4月3日
ジルーのポジションとプレースタイルは?
ジルーのポジションはフォワードです。典型的なセントラルフォワードで、常に前線に位置しています。
ジルーは192cmと身長が高く、フィジカルの強さもプレミア屈指です。
これらを活かしたポストプレーが彼の特徴でしょう。
プレミアはオールドタイプのCBが非常に多く、ポストプレーも決して簡単ではないのですが、ジルーはただ身長が高いだけでなく、身体の使い方も非常に上手いのです。
特に相手を背負った時は本当に頼りになり、完全に背中、お尻、腕で相手を抑え込むことが出来ます。フィジカルだけでなく、ファール無しで相手を封じる術を知っているのです。
彼がボールを受け、サンチェスやラムジー、エジルが飛び込んで来るといったプレーはよく見られました。
空中戦が強いので、自分自身がゴールを奪うプレーももちろん多いです。
ヘディングでのゴールが7つもあったシーズンもあります。これはずば抜けて高い数字ですね。
頭だけでなく、左足のシュートもいいものを持っています。意外とテクニックもあるので、リーチの長さを活かして無茶なシュートや単独でゴール前の混戦をどうにかすることも出来ます。
シュートを合わせるのも上手いです。あの有名なスコーピオンシュートは決して偶然ではありません。
このように素晴らしい選手であるのですが、長く在籍したアーセナルではスタメンを勝ち取ることが出来ませんでした。
ご存知の通りアーセナルはプレミアでも有数のポゼッションを誇り、足下のパスを好むチームです。
一方ジルー自身はヘディングでのゴールを好みますが、アーセナルはガンガンクロスを放り込むチームではありません。
攻撃の中心であるエジルも、ロングボールを彼目掛けて蹴り込むといったプレーはしません。流れの中のラストパスの多くはグラウンダーです。
しかもDFの間にタイミングよく入れるのを好むので、そこにすばやく走り込む選手のほうが合います。ジルーはサンチェスやウェルベックに比べると俊敏性では劣っていたので、アーセナルではどうしても一番手になれませんでした。
ロングボールからのポストプレーもそれほど好まない、クロスから高さを活かしたヘディングで狙う事も少ない。これではやはりジルーの強みは存分には出ません。後半の途中からプランBとして出てくるのは、それなりに脅威になっていましたが…本人がそれを望まなかったのでしょう
ちなみに長いプレミアの歴史で、途中出場からのゴール数ランキングで歴代2位につけています。(1位はデフォーです。)
ジルーの動画です。体を預けるプレーが非常に上手いです!
OLIVIER GIROUD – Welcome to Chelsea – Deadly Goals, Skills & Assists – 2017/2018 (HD)
アーセナルからチェルシーへ…驚きの移籍
最初ジルーのチェルシー移籍の話を目にした時は冗談だと思いましたが、実現してしまいましたね。
正直チームのスタイルとしてはチェルシーのほうが合っているので、本人からしたらいい移籍でしょう。
チェルシーでも最初は出場機会に恵まれていませんでしたが、ここ最近は与えられたチャンスで一気に結果を残しています。
少しモラタがフォームを崩している中、このジルーの活躍は非常に頼りになります。
実際にスタッツを見てみますと、ジルーはモラタに比べて10%以上の空中戦、競り合いの勝利を記録しています。
まだ数は少ないですけど、きちんとポストプレーの役割を果たしてくれています。
このような強さが今年のチェルシーには必要だったのでしょう。ジルーの恩恵を一番受けているのがアザールです。年明けから調子も崩していましたが、ジルーの活躍とともにアザールも復調してきました。
コスタと同じように前線でかなりバトルをしてくれるので、その分ドリブルできるスペースが増えています。チェルシーではよりダイレクトなプレーが多いので、活き活きしながら上手く2列目とリンクしています。
ここらへんはモラタとはまた違った強みで、チェルシーに貢献できています。コンテもジルーの強さと経験を称賛していますので、いい補強だったと思います。
フランス代表にもジルーのような選手はいないので、もちろんワールドカップにも招集されるでしょう。
違うオプションを与えてくれるので、大きな舞台でも面白そうです。
移籍先チェルシーでのポジション争い、ワールドカップでの活躍共に非常に楽しみなジルー。これからも目が離せませんね。
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