現在降格に危機に立っているサウサンプトン。吉田選手も所属しているので、心配している方も多いと思います。
そのサウサンプトンにクラブ史上最高額の移籍金で移籍してきたのが、このブファルです。
リールではアザール2世とまで言われ、多くのビッグクラブが狙っていました。
しかしサウサンプトンでは今一つなんです…それでも持っている能力は確かなので、モロッコ代表として出場するワールドカップでは要注目の選手です。
そんなブファルのポジションやプレースタイルをまとめました。
ブファルの経歴とプロフィール
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名前:ソフィアン・ブファル
生年月日:1993年4月17日(25歳)
身長:170cm
体重:70kg
国籍:モロッコ
ポジション:MF
背番号:19
ブファルの国籍はモロッコですが、生まれはフランスです。
そのフランス2部のアンジェSCOのユースでサッカーを始め、そのままデビュー後もアンジェの主力として、チームの1部昇格に大きく貢献しました。
この活躍が認められ、同じくフランス1部のリールへステップアップの移籍したブファルは、この地でも大きくその才能を披露します。特に最終シーズンは29試合で11ゴール4アシストと圧巻の成績を残します。
更にステップアップする道を選んだブファルは、イングランドのサウサンプトンへ移籍します。
このサウサンプトンでは少しフォームを落とし、現在までに2シーズンで4ゴール3アシストを挙げています。
モロッコ代表としてはここまで3試合に出場しています。直近のウズベキスタン戦に出場していたので、おそらくワールドカップには招集されるでしょう。
ですけどこのモロッコ代表はスペイン、ポルトガルと同組なんですよね。非常に厳しいですが、ここで結果を残せば多くのスカウトの目にとまるので、頑張って欲しいですね。
ブファルのポジションとプレースタイルは?
ブファルは2列目のポジションならどこでも好んで出来ますが、その中でも一番輝くのは左のウィングです。この左サイドから右足でカットインのドリブルするのが得意ですね。
ブファルのプレースタイルで特徴的なのは、スピードに乗ったドリブル突破です。このドリブルが生命線といっても過言ではないです。
インタビューで幼い頃はストリートサッカーでそのテクニックを鍛えたと言っている通り、ファーストタッチから、アイデア豊富な足下の技術と細かいタッチでDFを簡単に置いていくことが出来る選手です。
相手にあえて寄せさせて、その逆を突いて股抜きを狙うプレーなども好んでいました。
同じ北アフリカのアルジェリア出身マフレズも、ストリートサッカー出身ですので、同じようなプレースタイルですね。あの細かいタッチとかはそっくりです。
リール時代には1試合平均のドリブル回数が4回以上と、どんどん自信を持ってドリブル勝負していました。
リーグ・アンで最もドリブル成功した選手でしたし、この頃はアザール2世の名にふさわしいパフォーマンスを見せていたと思います。個人的にはPSG相手に果敢に挑んでいた姿が印象的でした。
欠点は自分中心に攻撃を展開してくれないと消えてしまうところでしょう。
やはりこれがサウサンプトンでその本領を発揮できていない大きな原因だと思います。スピードもあるのですが、仲間が作ってくれたスペースに走り込むならともかく、自らスペースメイキングなどはしません。
運動量もないので、守勢に回ったときにはかなり悪い意味で目立ってしまいます。
去年サウサンプトンの監督であったピュエルさんがブファルを冷遇したのも、この部分が大きな理由だと思います。守備時の貢献を強く求める監督ですからね。(怪我で離脱するなど不運でもありましたが…)
一度フォームを崩すと立ち直るのにも時間がかかりますので、総じて使いにくい選手です。少し格下クラブで気分良くプレーするのが合っていると思います。
ここらへんはまだ若いから適応含めて成長するとは思いますが、今の状態ではより大きなクラブでの活躍は難しいです。
ブファルの動画です。アザール2世と呼ばれるタッチ、ドリブルには注目です!
Sofiane Boufal 2018 – MANS NOT HOT – Skills & Goals 2017/2018 |HD
リールへ帰る?ブファルの移籍はあるか?
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リバプールに移籍したマネの代役として大きな期待をされて、サウサンプトンに移籍したブファルですが、今現在はサウサンプトンの18位という順位が示す通り期待には応えきれていません。
リール時代はバルセロナ、チェルシー、トッテナム、ユベントスなど超ビッグクラブが、関心を寄せるほどの超逸材であったのに何故…と正直思ってしまいます。バートランドと左サイドを支配してくれるはずととてもワクワクしてました。
単純にプレミアに合ってないのでしょうね。それにサウサンプトンもチームとして、ピュエル、ペジェグリーノ、ヒューズと監督を代え過ぎて迷走しているので、難しい環境だったと思います。
ヒューズ監督との関係はかなり悪いようですし、サウサンプトンがプレミアに残留するしない関係なく、ブファルは来シーズンサウサンプトンにはいないでしょう。
しかし使い方次第で能力はある選手なので、来シーズンの移籍の話は結構出ています。やはりフランスでは結果を残しているので、リーグ・アンのニースやリールが高い関心を抱いているようです。
もちろん古巣のリールで再びフォームを取り戻すのもいいと思いますが、ニースも面白そうです。バロテッリやセリと組めばかなり攻撃には厚みが持てそうです。(どちらも残ればの話ですが…)
ポテンシャルは十分でまだ24と若いブファル。ワールドカップにはモロッコ代表として出場します。おそらく左サイドに入り、攻撃を展開してくれるでしょう。是非結果を残して、来シーズン以降の自信につなげて欲しいです。
そういう意味でまた格別なモチベーションがあるはずなので、モロッコ代表の試合を見る時に是非注目してみてください。
モロッコ代表について細かくまとめました↓
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