PSGはその圧倒的な資金力で毎年有名選手を獲得し、入れ替わりの激しいチームです。
その中で何年も替えがきかない選手として君臨しているのが、今回紹介するヴェラッティです。
もちろんその実力は世界中で認められており、バルセロナへの移籍間近とまで報じられました。果たしてこれは実現するでしょうか…
そんなヴェラッティのポジションやプレースタイルを見ていきます。
ヴェラッティのプロフィールと経歴
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名前:マルコ・ヴェッラッティ
生年月日:1992年11月5日(25才)
身長:165cm
体重:60cm
国籍:イタリア
ポジション:MF
背番号:6
ヴェラッティはイタリアのペスカーラユース出身で、プロデビューもこのペスカーラです。
当時のヴェラッティは「ピルロ2世」とも呼ばれていましたが、活躍の場はセリエBでした。それもまだ活躍し始めて2シーズン目です。
それにも関わらず、ヴェラッティに大金を積んだパリ・サンジェルマンが獲得に成功します。
移籍初年度からすぐに適応したヴェラッティは、主力として活躍し始めます。
毎年コンスタントに結果を残し、ここまでパリで239出場8ゴール43アシストを記録しています。やはり「ピルロ2世」の名は伊達ではありませんでしたね。
イタリア代表でもすでにチームの主力として活躍しています。
ヴェラッティのポジションとプレースタイルは?
ヴェラッティは「ピルロ2世」と呼ばれている通り、中盤低めで試合を組み立てるレジスタです。
もちろん低い位置だけでなく、少し前のセントラル、インサイドハーフも出来ます。
同じく「ピルロ2世」と呼ばれているナポリのジョルジーニョと似ていますね。
そのジョルジーニョのプレースタイルをまとめた記事もどうぞ↓
ヴェラッティのプレースタイルで特徴的なのは、精度の高いパスセンスと視野の広さでしょう。
中盤の底から試合を作る役割のヴェラッティは、試合中誰よりもボールをさばきます。
なんと1試合辺り90回のパスを記録しています。これはリーグ・アンで一人だけずば抜けて高い数字です。
短いパスを交換するだけでなく、空いたスペースに正確無比なロングボールも供給できます。このロングボールを好んで頻繁に受けていたのが、イブラやカバーニですね。
試合中に常にルックバックしているのでしょう、非常に視野が広く落ち着いてボールを適切な場所へ供給できます。
相手のポジションをよく把握し、後ろからプレスがかけられている選手には出しませんし、中途半端な横パスはしません。
チームが押せ押せの時も、焦らないで後ろに戻すなど一から攻撃を作る決断も下せます。
相手チームもヴェラッティを潰せば、パリの攻撃が機能しなくなると分かっているので、戦術の一つとして積極的にプレスを掛けにいきます。
しかし決して慌てずに、むしろかわして縦パスを供給し攻撃のスイッチを入れる事が出来ます。
また意外とドリブルも得意です。相手がパスを警戒するあまり、前のスペースをなおざりにしたら自分でスイスイっとボールを運べます。
丁寧なワンツー等で自分が侵入していくことも出来ます。
身長は低いですが、タックルを受けても簡単に倒れないしっかりとした体幹があります。
もちろんポジションの都合上、守備にもしっかり貢献します。読みを活かして、インターセプトはもちろん積極的にスライディングもします。
またこのタイプの選手は運動量が低いと勘違いされがちなのですが、かなり運動量は多いです。
醸し出す雰囲気のせいなのでしょうか。ピルロやアロンソも同じく運動量は非常に多いですね。
ヴェラッティの動画です。一本で試合を変えてしまうヴェラッティのパスは必見です!
Marco Verratti 2018 ● The Architect
バルセロナ?ヴェラッティの移籍はあるか?
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パリでは絶対的な存在のヴェラッティですが、毎年のようにバルセロナや幼い頃ファンであったユベントスなどのクラブから関心が伝えられています。
特に昨夏はバルセロナへの移籍の話がかなり加熱していましたが(一部では本人も乗り気であったようですが…)、結局実現はしませんでした。
そして現在はパリへの愛を強調しています。バルセロナ移籍の話を断って後悔はないとも言っています。
やはりパリでこれからネイマールやンバッペと共に、ヨーロッパの覇権を狙いに行くのでしょうか。
ますます強くなりそうなパリですから、本人もそのプロジェクトに参加したいのでしょう。来季は監督も替わりそうですし、期待が膨らみますね。
どちらにしても、今のパリから彼を引き抜こうと思ったら、相当長くの移籍金が必要になるので、選択肢は少ないでしょう。
バルセロナですら簡単に支払える額ではないですし。
ユナイテッドもただの名義貸しでしょう。代理人がポグバと同じライオラなので、トレードを画策中なんて話もありましたが、流石に非現実的です。(どんな理由があっても、ポグバは出さないでしょう…多分)
イタリア代表のヴェラッティですが、残念ながらワールドカップにイタリアは出場できません。スウェーデンにプレーオフで負けてしまいましたからね…
ですがこれからのイタリア代表は、このヴェラッティにかかっていると言っても過言ではないと思います。そのぐらいやってくれないと困ります。
まだ26才とこれからがピークですので、さらなる成長に期待です。ヴェラッティから目が離せません。
同じイタリア代表の選手もどうぞ↓
ジョルジーニョ
インシーニェ
ベルナルデスキ
所属チームであるPSGのチームメートもどうぞ↓
ムニエ
ラビオ
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