昨季リーグアンで首位、チャンピオンズリーグでベスト4とモナコの躍進に度肝を抜かれた方は多いでしょう。
そのモナコで主力として活躍し、ビッグクラブへの移籍も時間の問題と言われているのがルマールです。
ロシアワールドカップでもフランス代表として旋風を巻き起こすこと間違いない選手の一人です。
今回はそんなルマールのプロフィールやプレースタイル等をまとめました。
追記6月14日なんとスペインのアトレティコ・マドリーへの移籍が原則合意に至ったようです。
追記:アトレティコ加入が決まりました!
ルマールのプロフィールと経歴
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名前:トーマス・ルマール
生年月日:1995年11月12日(22才)
身長:170cm
体重:58kg
国籍:フランス
ポジション:MF
ルマールは若い頃フランスのSMカーンユースに所属し、2013年トップチームデビューします。
その後フランス2部、1部と途中出場が多くを占めますがしっかりと経験を積み、2015年同じくフランスのモナコへ移籍します。
そこで大きくポテンシャルを開花させます。
1年目から主力として活躍し、2年目となる16/17シーズンにはなんと55試合に出場し、14ゴール17アシストと大車輪の活躍をします。
今シーズンは現在3ゴール8アシストと少しそのフォームを落としていますが、主力が多く引き抜かれたモナコの攻撃をしっかりと牽引しています。
2016年にフランス代表デビューを果たし、現在までに9試合3ゴールを記録しています。
オランダ戦で2ゴールと大舞台であるほど活躍するのでしょうか。
ルマールのプレースタイルは?
ルマールはモナコでもフランス代表でも左サイドハーフを中心に出場しています。
しかし試合の中でどんどん中に入りボールを積極的に触りたがるので、純粋なサイドアタッカーというわけではありません。
同国のムバッペのスピードに多く注目が集まりますが、ルマールも見た目通りアジリティはかなり高いものを持っています。
それを活かし足下の細かいテクニックとともにドリブルをよく仕掛けます。
特に国内ではクラブによって力量差がはっきりしているので、ルマールレベルになると簡単に取られることはありません。
また凄く単純に見えますが、速いスピードでDFを引き寄せ、相手が組織しているマークをずらすといった、スペースメイキングも試合中頻繁に行います。
このプレーは完全に引いてきている相手にはとても効果的です。
キックも大きな武器でしょう。特にラストパスの精度は高く、ルマールのパスでモナコの攻撃は完成します。
昨シーズンの数字はもちろん、今シーズンもアシストの数は7つと順調に伸ばしているので、パスセンスは変わらず高いことを証明しています。
スルーパスの受け手として、あのファルカオがいるのも大きいでしょうね。
またミドルシュートも得意としています。小柄ですが足の振りが早いので、鋭く強いボールを蹴ることが出来ます。
プレースキッカーも彼が務めています。キックに関してはチームメイトからも絶大な信頼を得ているのでしょうね。
昨シーズンは14ゴールと素晴らしい数字を残しました。
しかし去年はチームとして出来過ぎで、本来は今シーズンのようなアシストを量産していくタイプの選手だと思います。
ルマールは中央に入るのを好むので、モナコの左サイドは大きくスペースが空きます。
昨シーズンはそのスペースにマンチェスターシティへ移籍したメンディが、ガンガン走り込んでいたので、それが戦術として上手くハマっていました。
その超攻撃的SBメンディの記事はこちらです↓
今シーズンは代役のジョルジがメンディほどの出来を見せていないので、ルマールのパフォーマンスも落ちてしまったのでしょう。(ジョルジは守備の堅さ、安定感が売りの選手ですね。)
サイドバックが高い運動量で攻撃参加をしてくれないと、サイド攻撃の厚みがなくなってしまいますからね…
ルマールがサイドの選手なのに意外とクロスが少ないのも、そのプレースタイルに依るものでしょう。
ルマールの動画です。昨季のルマールを含めて、モナコの攻撃の完成度は素晴らしかったです。
THOMAS LEMAR – Crazy Skills, Goals, Passes & Assists – 2017 (HD)
アーセナル?リバプール?ルマールの移籍先は?
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彼を取り巻く噂はやはりプレミアリーグ中心です。
昨夏アーセナルはサンチェス、リバプールはコウチーニョとそれぞれの代役として、移籍話はかなり進展していたようです。
特にアーセナルは高額な移籍金を用意して、契約直前までこぎ着けていたと言う話もあります。(その影響でサンチェスのシティ行きがなくなったらしいですね…)
アーセナルは1月にサンチェスを放出しましたが、代役の選手はしっかりと獲得しました。流石にこれ以上前線の選手を取るのはバランスが悪くなると思います。
ですけどルマールのプレースタイルは、絶対にアーセナルのサッカーに合いますよね…
エジルもいい選手をですけど、ルマールのパスに飛び込むオーバメヤンやラカゼットなんて攻撃見てみたくないですか?
ヴェンゲルコネクションもなくなりますし、難しいですかね。後任の監督次第でしょうか
一方リバプールはコウチーニョマネーの半分しか使っていませんので、来夏に狙ってもおかしくはないでしょう。
ですが今のルマールがマネからポジションを奪えるでしょうか?私は難しいと思います。
まあたとえ一番手でなくても、プレースタイルがかなり違うので、併用して使っていけば戦術に深みが増すのでアリだと思います。
しかし高額な移籍金が必要になるルマールを、2番手として獲得するでしょうか?
やはり絶対的に必要なポジションではないので、移籍金次第でしょう。
まあ左右両方とも出来る選手ですので、試合途中からでも面白いと思いますけどね。流石に2番手にFWのイングスが来るようなスカッドよりかは強くなりますかね。
ルマールサイドはモナコからの新契約のオファーも断り、自身もプレミアリーグへの憧れを語っています。(昨夏の移籍失敗に後悔していると述べています)
どこに移籍するかはまだ分かりませんが、どちらにしても来夏の移籍の可能性は高いでしょう。
モナコも選手の新陳代謝が激しいマネージメントをしているので、それなりのオファーが来れば断らないと思います。
幸いワールドカップもあるので、活躍すれば市場価格は更に上がりますので。
モナコの攻撃の中心のルマール、その移籍先も含めて目が離せません。フランス代表として、ワールドカップにも出場するので、是非注目してみてください。
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