多くの方はセネガル代表のマネは危険なアタッカーと警戒していますが、このバルセロナユース出身のケイタ・バルデも忘れてはいけません。昨季その名を大きくサッカーシーンに轟かせ、今季も移籍先のモナコでしっかりと結果を残しています。
今回はそんなケイタ・バルデのポジションやプレースタイルを見ていきます。
ケイタ・バルデの経歴とプロフィール
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名前:ケイタ・バルデ・ディアオ
生年月日:1995年3月8日(23才)
身長:181cm
体重:77kg
国籍:セネガル
ポジション:FW
背番号:14
幼い頃はバルセロナのユースでもプレーをしていたケイタ・バルデ。しかし、トップチームに昇格することは出来ませんでした。
出場機会を求めてイタリアのラツィオに移籍をし、その地でトップチームデビューを果たします。
デビュー1年目からコンスタントに結果を残し続けましたが、圧巻だったのは昨シーズンです。
21才ながらリーグ戦16ゴール、5アシストを記録し、その名前を大きく轟かせました。
この活躍を受けて、今季フランスのモナコへ移籍し、現在まで8ゴール、11アシストを記録しています。
ケイタ・バルデのポジションやプレースタイルは?
ケイタ・バルデは攻撃的なポジションならどこでも高水準にこなせますが、ラツィオ時代最も得意としていたポジションは左サイドです。
モナコではルマールと被るので、FW、右サイドでのプレーが多いです。
ケイタ・バルデのプレーで特徴的なのは、そのスピードを活かしたドリブルでしょう。
同国のマネと同じで、ケイタもかなりのスピードスターです。
スペースへの走り込みももちろん得意ですが、瞬発力も飛び抜けていますので、相手が動いてから一気に加速し、かわしてドリブルで前へ突破していく事が出来ます。
なので、ずば抜けた足下のテクニックがなくても、スピードの緩急だけで相手を抜いていけます。
また一見細く見えますが、フィジカルも強くて簡単にボールを奪えません。
このようなアフリカンな身体能力は流石としか言えません。
また若い選手らしい強引さを兼ね備えています。
シンプルなプレーが非常に好きで、ゴールが見えれば多少人がいてもシュート、前にスペースがあれば人をかわしてドリブルと単純なのですが、これらのプレーが彼の身体能力と合わさると脅威になっていくのです。
彼の身体は無理が効く身体ですので…
上記の積極性が良い方向に向かったのが、昨シーズンのケイタです。
今まではどうしても決定力がなくシュートを外す、相手につっかけてボールを大切に出来ないプレー等が多く、よく批判を受けていました。
しかし、それでも全く萎縮することなく、徐々に決定力を伸ばしたケイタは昨シーズン16ゴールを記録しました。
一度波に乗るとどんどん良い方向に向かい、自信を持って多くのシュートをチャレンジしていました。(数撃ちゃ当たるじゃないですが、シュートの数はかなり多かったです)
攻撃面に関してはほぼ文句のないケイタですが、もう少し使いやすくなる選手になるために、前線からの守備、前線でボールを上手く収めてくれるプレーの精度を上げてくれると良いと思います。
どうしても攻撃一辺倒になりがちなタイプですから、もう少し幅広くプレー出来るようになってほしいですね。
ケイタの動画です。ケイタ・バルデだからこそ出せる強引さは必見です。
Keita Balde 2018 ● Skills, Assists & Goals ● 2017-2018 season 🇸🇳⚽
モナコへ移籍を果たしたケイタ・バルデ
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ラツィオで大きくブレイクしたケイタ、3000万ユーロ(約39億円)とも言われる移籍金でモナコへ移籍しました。
当然多くの主力が引き抜かれたモナコは大きく期待をしていました。
しかし前述の通り、同ポジションにルマールがいますので、今シーズンはFW、右サイドでのプレーが多いのです。
リーグ戦8ゴール5アシストを記録していますが、まだまだケイタの本領は発揮できていません。一番輝くポジションは左ですからね…
大きく役割が変わったからか、強引さも薄れています。シュート、ドリブルともに数を大きく減らしています。
ここらへんはまだ適応に時間がかかっているということなのでしょう。器用そうな選手でもないですしね。
このケイタ・バルデを擁するセネガル代表はマネもいます。正直マネとケイタの両サイドをどうやって止めるのか想像できません。ですが中盤でボール供給点をどうにかして潰せば、勝機はあるかなと思っています。ボールが渡ったら危険すぎますし。
ワールドカップもこれからの成長も楽しみなケイタ・バルデから目が離せませんね。
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