16/17のモナコの躍進を支えたMFがファビーニョです。
追記5月29日リバプールへの移籍が決まりましたね。移籍金は総額で4400万ポンド(約64億円)と言われています。ドンピシャの補強と言えるのではないでしょうか?
今シーズンも主力が多く抜けたモナコで変わらない活躍をして、その実力が本物であることを示しています。今のブラジル代表でも間違いなく通用します。
もちろんアーセナル、ユナイテッド等ビッグクラブへの移籍話が止むことはありません。
そんなファビーニョのプロフィールやプレースタイルを見ていきます。
ファビーニョのプロフィールと経歴
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生年月日:1993年10月23日(24才)
身長:188cm
体重:78kg
国籍:ブラジル
ポジション:MF
背番号:2
ファビーニョは母国ブラジルのパウリニアというチームの下部組織でサッカーを始めます。
その後ブラジル名門フラメンゴのユースへ移りますが、トップチームに出場することはありませんでした。
活躍の場をヨーロッパに移したファビーニョは、ポルトガルのリオ・アヴェ、レアルマドリードのユースを経て、2013年現在所属しているモナコへ移籍しました。
加入1年目からそのポテンシャルを見せつけ、スタメンを掴んだファビーニョは順調に成長していきます。
もちろん世界中を沸かせた昨季のモナコのリーグ制覇、CLベスト4にも大きく貢献しています。
今季もここまで公式戦42試合に出場し、7ゴール3アシストを記録しています。
ブラジル代表には右SB時代に招集され、A代表デビューも飾りましたが、ここ最近は招集されていません。
国内外ともにファビーニョの代表招集を望む声は大きいのですが、ワールドカップ出場は少し難しいようです。
ファビーニョのポジション、プレースタイルは?
ファビーニョは元々右サイドバックが本職でした。
しかし本格ブレイクは、モナコで中盤としての才能を見出されてからです。それ以降はセントラルMF、守備的MFを主戦場としています。
ファビーニョのプレーの特徴は、その身体を活かしたボール奪取でしょう。
ファビーニョの動画を見ていただければ、分かると思いますが、無茶苦茶手足が長いです。そのリーチの長さで、球際の競り合いでクリーンにボールを奪えます。
状況判断の良さも相まって、常にいいポジションから相手へタックルすることが可能なのです。
その証拠にサッカーキャリアの中で、まだレッドカードをもらったことはありません。
非常にタックルの多い選手であるのにも関わらず(チーム最多のタックル数です)、これは素晴らしいですね。
また空中戦も得意としていて、身長が高いだけでなく身体も強いので、負けることが少ないです。
ここらへんは長い手をうまく使えているのも大きいですね。さすがブラジル人です。
もちろんモナコのセットプレー時の大きな武器にもなっています。
ファビーニョは守備だけでなく、モナコの攻撃にも大きく貢献しています。
チーム1のパス数を誇り、中央からパスを散らして攻撃にリズムを与えていきます。
足下も柔らかいので、パスの種類も多彩です。グアルディオラが率いるマンチェスターシティが狙っているという噂も頷けます。
ファビーニョがボールを奪い、前線へ鋭いスルーパスを送るカウンターもモナコの得点源の一つですね。
またロングボールの精度も高く、フィード一つで大きく試合を変えてしまうことも可能です。
足が長いおかげなのでしょうか、足の振りが独特であまり見ないキックで、予測も立てづらいです。
前述の通り、その場その場での状況判断能力も高いので、サイドにも最前線にもスペースが空いたらどんどんロングフィードを供給します。
特に昨シーズンはムバッペ、メンディがこのボールを非常に好み、よく走り込んでいました。
また非常に大切なことなのですが、ファビーニョは全く怪我で離脱することがありません。
モナコで右SB時代も含め4シーズン連続で、リーグ戦30試合を記録しています。今シーズンも30試合をフル出場しています。
現代の運動量の多いサッカーにおいて、怪我だけでなく、大きくコンディションを崩すことなく試合に出場し続ける事は注目すべきところです。
どんなに優秀な選手でも試合に出場できなければ、意味がありませんので。
監督の立場からすると、センターラインの一人が必ず埋まるということなので、非常に頼りになる存在だと思います。
ファビーニョの動画です。その手足の長さに注目です。
Fabinho – Complete Midfielder – Crazy Skills, Passes, Interceptions, Tackles & Goals – 2017 | HD
アーセナル?ユナイテッド?ファビーニョの移籍先は?リバプールでした
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やはりビッグクラブからは高く評価されているファビーニョですが、昨夏ステップアップの移籍が間近であった事を明らかにしています。
しかし、これはモナコの意向が大きく働き、実現しなかったようです。
その後のインタビューでも、ビッグクラブへの移籍を望む発言をしているので、移籍は時間の問題でしょう。
マティッチのパートナーを探すユナイテッド、フランス人獲得には強いアーセナル、グアルディオラが強く希望していると言われているシティ、同国のメガクラブPSGがよく名前に挙がっています。
その中でもユナイテッドが本命のようです。本人がユナイテッドへの移籍を望んでいるという記事が多く出回っています。
試合中の規律がいいので、モウリーニョが欲しがるタイプとも合致します。相思相愛なのでしょうか。
マティッチとファビーニョの2センターはたしかに堅そうですね。(解説者からつまらないと批判されそうですけど…)
ワールドカップにブラジル代表として臨めるかどうか微妙なファビーニョ。ブラジルのチッチ監督がモナコの試合をもっと見てくれることを願います。
たとえワールドカップに出場できなくても、将来のビッグクラブ移籍は間違いないので、よりスポットライトを浴びる存在になっていくでしょう。
そんなファビーニョの将来にこれからも目が離せません。
追記イングランドのリバプールへの移籍が決まりましたね。W杯には出場しませんが、将来が楽しみな選手です。
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