若手育成に定評のあるアヤックスから、また新しいスター候補が出てきました!
今季9ゴール17アシストを記録したハキム・ツィエクです。17アシストですよ!?
昨季のアヤックスのEL準優勝にも大きく貢献していましたね。もうすでにリバプールなどのクラブへの移籍も噂されています。
またサッカーモロッコ代表の司令塔として、ロシアワールドカップでも活躍が期待されています。
今回はそんなハキム・ツィエクのプレースタイルや経歴などをまとめました。
ハキム・ツィエクのプロフィールと経歴
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生年月日:1993年3月19日(25才)
身長:181cm
体重:65kg
国籍:モロッコ
ポジション:MF
背番号:10
オランダのドロンテンで産まれたハキム・ツィエクは、そのドロンテンのクラブでサッカーキャリアを始めました。
すぐに同じくオランダのヘーレンフェーンユースに移籍し、2012年ここでトップチームデビューを果たしました。
翌年にはスタメンを確保し、主力として活躍、11ゴール10アシストを挙げます。
この活躍を受けて同国トゥウェンテへ移籍、この地でもすぐさま活躍を始めます。
2年間で34ゴール30アシストを記録したツィエクは、次のステップアップの移籍先として名門アヤックスを選びました。
アヤックスでも主力となったツィエクは、ここまで81試合出場で19ゴール37アシストを記録しています。
また代表に関しては、U21までは生まれ育ったオランダ代表でプレーしていましたが、A代表はルーツであるモロッコ代表を選択しました。
ここまで18試合で7ゴール4アシストと、こちらもとんでもない記録を残しています。
ハキム・ツィエクのポジションやプレースタイルは?
ツィエクの主なポジションは2列目トップ下です。
またクラブではそこより少し低めのCM、代表では両方のウィングでもプレーしています。
かなり広い範囲でプレー出来ます、これもツィエクの強みですね。
アヤックスでは、ツィエクの使い方が特にわかりやすく、、、
例えば相手が格下だとCMに入り、そこから試合を作りながら、前へ攻撃の勢いを生む仕事を担当しまして、
相手が同格以上だとトップ下に入り、試合よりかは最前線のためにチャンスメイカーとして、ゴール近くで想像力を発揮する仕事っていうイメージです。
テクニック抜群のドリブル
ツィエクのプレースタイルで特徴的なのは、まずはそのドリブルでしょう。
基本のボールテクニックが非常に高く、繊細なタッチや瞬間的なキレや緩急で、相手DFに全く仕事をさせずに、置いていくことが出来ます
足元にボールが引っ付いていると表現すべきなのでしょうか、自分の思うどおりにボールを動かせていて、DFを引き付けて逆をつくドリブルが本当に多いです。
これはDFからしたら、分かっていても食いついてしまうものなんでしょうね。
確かに動画を見ますと、一瞬取れそうですけど、実はツィエクの間合いで泳がされていただけってプレーをよく見かけます。
かなり細身ですけど、それを感じさせないくらいボディコンタクトなしで、敵陣深くまで切り込むことが出来ます。
またそのドリブル回数も多いです、1試合平均3,4回、これはオランダリーグで3番目に多い数字です。
回数も多くてその質も高い…凄くないですか?
高すぎるキック精度
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前述のようにこのツィエクは、試合も作れますし、決定的なチャンスも作れます。
この攻撃的なポジションであるのにも関わらず、リーグ上位のパス回数を記録しています。
彼より上の選手は皆DFやDMです。これはオタメンディやフェルナンジーニョのパス回数が多いのと一緒です。
これらのポジションはプレッシャーがかなり少ない状態で、パスを回せますが、
ツィエクのような攻撃的なポジションでは、ゆっくりプレッシャーなくパスを回せることなんてありません。
1つのパスが致命傷になりますからね…
つまり前線にクリティカルなパス(キーパス)を、とんでもない頻度で供給し続けているということです。
その証拠に、アシスト未遂のパスもアシストの数も、リーグで群を抜いて高いです。
またその回数だけでなく、精度も素晴らしいの一言です。
前線に顔を出して決定的なピンポイントスルーパス、サイドで切り替えして、前線が触ればいいだけの速くて鋭いクロスなど、まさにアシストメイカーです。
ブラジル人が好む相手をあざ笑うかのようなトリッキーパスも得意です、見ていて非常に面白いですよ。
チーム全体からしたら、ドリブラーとしての能力よりも、このアシストメイカーとしての能力の方がありがたいと思います。
有名どころのクライファートやフンテラールは、彼のパスを非常に好んで受けていました。
ツィエクがボールを持ったら、彼らはすぐに準備していますからね…無茶苦茶信頼されていますよ
このようにゴールに近いパスは得意中の得意ですけど、パスに関してはまだありまして、、、
低めの位置から一気に展開を前に持っていけるロングボールや、サイドに入った時に鋭く逆サイドへサイドチェンジのように、長いパスの精度もまた格別です。
もちろんチームではセットプレーも蹴ります。
このように長短どちらも高精度なので、相手は対処できませんよね。
またこのキック精度を活かして、質のいいミドルシュートを狙えるのもツィエクの強みです。
パスを警戒するあまり引きすぎた相手に対し、スルスルっと上がり、その左足でエグいシュートをお見舞いする事が非常に多いです。
他にも相手を完全にかわし切らないで、少しずらしてからミドルシュートといったのも得意です。
これはウィリアンやコウチーニョが好むやつに似ています。逆足ですけどね
細いのにパワーのある速いシュートを蹴り込めるんですよね…これもまた才能ですね。
とにかく攻撃においてはオランダで頭一つ抜けている印象です。
ツィエクの動画です。こんなプレーを見せてくれるなら、正直どこでも通用しますよね!それほど傑出しています。
Hakim Ziyech ● Welcome to AS Roma ● Dribbling Skills, Passes, Tackles & Goals 2018 HD
集中力?よりコンスタントに
このように全く才能に疑いはない選手なんですけど、時に人が変わったかのように、思わしくないパフォーマンスを見せることもあるのです。
露骨に運動量が少なかったり、単純なボールロストからピンチを招いたりとかですね。
これに対しアヤックスサポーターが、ツィエクにブーイングを浴びせるという事態に陥りました。
もちろんツィエクも反論して、アヤックスサポーターを批難しました。
更に悪化してまして、その後自身のSNSでアヤックス関係の投稿を全部消したようです…
今このような状況なんですよね…そりゃ移籍の話も加熱するわけです。
でもこのブーイング関係なく、より上のクラブでプレーしたいなら、シーズンを通して結果を残し続ける必要があります。
これに関しては、成長の余地があると捉えてもいいですね。
ハキム・ツィエクは移籍する?リバプールが接近?
このビッグなタレントに対し、今熱心に動いていると言われているのがイングランドのリバプールです。
コウチーニョの代役としてフェキルに動いていましたが、
直前にそれが頓挫したので、ツィエクに狙いを定めたって感じですかね。
彼ならリバプールに中盤から創造性をもたらすことも出来ますし、
より高い位置で3トップの代わりの仕事もできます。
リバプール以外には、ライバルのエバートンやクロップ監督の前所属チームドルトムント、フランスのリヨンやベンフィカ、ローマ辺りまでも狙っているようです。
もっと大きなクラブの話が出てもおかしくないタレントなんですけどね…
まあW杯で大きく価値を上げる可能性もあるので、それを待ってからの判断でいいですかね。
ちなみにCalcio Mercatoによりますと、今夏の移籍市場ではツィエクの契約解除金が、なんと「1800万ポンド(約26億円)」と格安すぎる値段のようです。
これは確実に今夏争奪戦が起きますね、果たしてツィエクの移籍先はどこに落ち着くのでしょうか。
W杯の結果と同じくらい楽しみです。
まとめ
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アヤックスの攻撃の要、モロッコ代表の攻撃の要、これだけでも注目の価値はあるハキム・ツィエク。
モロッコ代表はこれからポルトガルやスペインと対戦するので、彼ら相手にどのような活躍を見せるか注目です。
また現在25才とこれから選手としてピークを迎えるので、W杯以降のプレーや移籍先にも注目が集まりますね!
モロッコの魔術師、ハキム・ツィエク、これからに期待しましょう。
モロッコ代表に関して色々まとめましたので、どうぞ
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