トリッソ(バイエルン)のポジション、プレースタイルは?移籍金が凄い?

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ドイツの名門クラブバイエルンが、クラブレコードの移籍金を出して獲得したのがこのトリッソです。リヨンでのパフォーマンスを考えれば当たり前ですが、クラブレコードとなると更に大きく期待してしまいます。

このバイエルンだけでなく、フランス代表の将来も背負っているトリッソ。

今回はそのプレースタイルやポジションなどを見ていきます。

トリッソのプロフィールと経歴

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名前:コランタン・トリッソ

生年月日:1994年8月3日(23歳)

身長:181cm

体重:78kg

国籍:フランス

ポジション:MF

背番号:24

トリッソは13才の時、フランスリヨンの下部組織に入団し、そこから19才でトップチームに昇格し、中心選手となっていきます。クラブの生え抜き選手ですので、ファンからは非常に人気がありました。

そしてもちろん欧州中から狙われる存在となります。

このフランス次世代を担う存在として、移籍市場で人気があったトリッソの獲得に成功したのは、ドイツの名門バイエルンです。

この時の移籍金は、ブンデスリーガ史上最高額である約4100万ユーロ(約50億円)と言われています。期待の高さが伺えますね。

もちろんフランス代表としても、2017年にデビューを果たし、その後6試合に出場しています。

フランスは、オフェンスからディフェンスまで良い若手選手が多く出てきています。しばらくはレベルの高いチームを維持できそうですね。

もちろんロシアワールドカップも楽しみですが、4年後のカタールワールドカップの時は、より恐ろしいチームに仕上がってそうなので期待しています。

トリッソのポジションとプレースタイルは?

トリッソは主に中盤セントラルでプレーします。

しかしサイドバックからトップ下まで対応可能な選手です。この万能性もトリッソの強みの一つです。

非常にユーティリティで便利な選手ですが、このような選手は時として便利屋で終わってしまう可能性もあるので、そこだけは気を付けて成長して欲しいですね。

トリッソのプレースタイルは、パス、推進力、得点力が高水準で且つ運動量もあるので総合力が高い、といった感じでしょうか。

パスは同じチームにチアゴやフンメルスと言った一級選手がいるので、それらの選手とよく比べられてしまいます。

しかし相手が悪すぎますよね。今シーズンのトリッソのパス成功率は90%を超えています。決してパスが下手な選手ではありません。

それにトリッソ自身は、短いパスでゲームをリズムよく動かすと言ったプレーより、正確無比なロングパスで試合を大きく動かすほうが好きな選手です。ロングパスによる展開力は、世界中の若手の中で抜けている存在です。

バイエルンにはロングパスが大好きなウィングが二人もいますので、もっとこのパスを使って欲しかったです。まだ遠慮があったのでしょうか。

視野も広いので、ここらへんは引退してしまいましたが、バイエルンの先輩であるシャビ・アロンソにそっくりです。

バイエルン加入当初は各所でパスが合わない場面があり、不安視されていました。

しかしあの頃はチーム全体の動きが悪かったので、トリッソだけの問題ではありませんでした。

実際にハインケス監督が就任しチームの流れが良くなると、トリッソも徐々に自分の良さを発揮しています。

もちろんこのキックはより前の位置でも活きます。下の動画を見ていただければ、お分かりになると思いますが、トリッソのミドルシュートはかなり精度がいいです。振りもすばやくて相手からしたら非常に取りにくいボールです。

また足下の基本技術もしっかりしていて、ファーストタッチの置所などはかなり精度が高いです。それを活かして、前へ思いっきり推進していくプレーもよく見かけます。

華麗なフェイントはありませんが、この前への迫力はトリッソだからこそ出せるものなのでしょうね。

常に前のスペースを把握できているのでしょう。ボールを持って前へ推進だけでなく、その空間に飛び込んで攻撃にアクセントを加えるプレーも得意です。

この飛び込みにより、組織されているDF陣はマークの受け渡しが上手くいかずに、たちまちに失点を重ねてしまいます。

運動量も豊富で90分間しっかりと動いてくれます。ビダル2世とも言われているだけあって、試合終盤までスプリントを繰り返せます。

しかし細かいポジショニングの運動で、ピッチを広く管理するとこまでは至っていません。ここがビダルとの絶対的な違いだと思います。その豊富な運動量を攻撃時に自由に使っている印象です。

また守備に関しても、どうしてもフィジカルを活かした競り合いを好む傾向があります。

激しいプレス、タックルなどキラリと光るプレーも多いですが、まだここは成長の余地ありだと思います。まだ23才ですから、しょうがないですね。

イメージとしてはポグバですね。

攻撃のスケールが絶大で、周りに自分を自由にさせてくれる、しっかりと管理してくれる選手がいれば、なお輝くといったところなどはそっくりですね。

トリッソの動画です。攻撃センスが非常に高いので、自由に使わせたいですね。

Corentin Tolisso ● Welcome to Bayern Munich ● 2017

トリッソの移籍金はドイツ史上最高額!

プレミアリーグを中心とした移籍金のインフレと比較すると、堅実な買い物が多かったバイエルンですが、このトリッソには4100万ユーロ+ボーナスという大金を支払っています。

この時ユベントスやアーセナルなどが狙っているという話もあったので、それらのクラブより早めに動くためには仕方なかったのでしょう。

それにネイマール移籍後のさらなるインフレのことを考えますと、この4100万ユーロの移籍金も安い買い物と思えます。

ちなみにそれまでのブンデス史上最高額の移籍金は、バイエルンがハビ・マルティネスを獲得した際の4000万ユーロです。

ブンデスはバイエルンだけ飛び抜けて資金力がありますね。

それでいてクラブの格もあるので、基本的に国内では負ける要素が見つかりませんね。いろんなバイエルンの記録を見てみますと、いかにあのドルトムントが凄かったのか分かりますよね…

直近の練習試合ではフランス代表に招集されているトリッソ。もちろんワールドカップにも出場するでしょう。フランス代表にはワールドクラスのライバルが多いので、確実に試合に出られるかは分かりませんが、期待しましょう。

それよりこのトリッソですら、ポジションを確保できないフランス代表のメンバーの豪華さに言葉を失ってしまいます。

そんなフランス代表のワールドカップもトリッソ自身の活躍も楽しみですね。

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