バルセロナのカンテラ出身で、現在バイエルンでプレーしているチアゴ・アルカンタラ。
その華麗なテクニックとパスで、バイエルンの覇権を確固たるものにしています。
怪我は多いですが「シャビの後継者」はやはり本物と証明してくれています。
そんなチアゴ・アルカンタラのプロフィールやプレースタイルを見ていきます。
チアゴ・アルカンタラの経歴とプロフィール
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生年月日:1991年4月11日(27才)
身長:174cm
体重:70kg
国籍:スペイン
ポジション:MF
背番号:6
チアゴは父親が元ブラジル代表のサッカー選手、母親も元バレーボール選手というアスリート夫婦の間に生まれました。
チアゴのサッカーキャリアは生まれのブラジルで始まります。
その後、スペインへ移住し、若手育成で有名なバルセロナの下部組織に入団します。
そして2008年には念願のトップチームデビューを果たします。
しかし、大きな期待をされていたチアゴは中々出場機会を得られず、今ひとつ成長しきれませんでした。当時の最強バルセロナですから、しょうがないですね…
2013年チアゴは出場機会を求めて、当時グアルディオラ監督が指揮していたバイエルンへ移籍することを決意します。
監督交代などもありましたが、徐々に出場機会を増やし、今ではバイエルンの欠かせない主力となっています。
チアゴは生まれ育ったスペイン代表を選択しました。
アンダー世代からスペイン代表に順調に招集され続け、2011年にA代表デビューもし、今では主力として出場しています。
チアゴ・アルカンタラのプレースタイルは?
チアゴのプレースタイルの特徴と言ったら、やはり華麗なボールテクニックでしょう。
シャビの後継者の呼び名は伊達ではありませんでした。
しっかりとバルセロナで教育を受けてきたのでしょう、自慢の想像力も駆使し、味方との小気味良いショートパス交換は世界でも指折りです。
バイエルンの国内での圧倒的なポゼッションン率に大きく貢献しています。
底からのロングパス、逆サイドへの大きなサイドチェンジも年々成長しています。ここらへんは同国のシャビアロンソの教育のおかげですかね。
サイドにリベリーやロッベンを揃えているバイエルンですから、その強みを活かすためにタイミングよくサイドに供給できないと、このクラブの司令塔にはなれません。
しかしチアゴは難なくこなしています。これは実力の高さを示しています。
チアゴのボールタッチにも、触れなければなりません。
テンポよく中盤からポゼッションするためには、ツータッチ目にはボールをはたけないといけません。それを可能にしているのがチアゴの安定したファーストタッチです。
常にボールを受けたら、理想的なポジションへファーストタッチで置き、次のプレーへと移行していきます。無駄が非常に少ないです。
足下のテクニックもまた素晴らしく、ドリブルでDFをこじ開けていくことも出来ます。
この技術はブラジル人の両親から受け継いだのでしょうね。ブラジル人独特のセンスを感じます。
テクニックだけでなく、中盤からの飛び出しもどんどん上手くなっています。
パスでアシストしていくプレーなどは昔から得意でしたが、フィニッシャーとしても一流になりつつあります。昨シーズンは9ゴールも挙げています。中盤センターの選手でこの数字は素晴らしいです。
チームにボールをホールドできるレヴァンドフスキがいるので、空いたスペースにタイミングよく走り込むことが可能なのです。
またビダルという生きた見本のような選手もいますから、どんどん盗んで成長できているのでしょう。
欠点を上げるとしたら、空中戦の弱さと守備能力でしょうか。
しかしこの部分はチームとして補えているので、正直そんなウィークポイントとしては感じません。ハビ・マルティネスやビダルとの補完関係は本当に完成度が高いのです。
来年入ってくるゴレツカとも相性は非常にいいと思います。
チアゴ・アルカンタラの動画です。マエストロという言葉がよく似合う選手です。
Thiago Alcantara 2018 ● The Midfield Maestro
チアゴ・アルカンタラの怪我は?
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今はもう復帰していますが、昨年怪我により長期の離脱をしてしまったチアゴ。
バルセロナ時代から多くの怪我に悩まされています。
https://www.transfermarkt.com調べによりますと、長期離脱だけでも8回、大小関係なく数えると23回と、非常に怪我との付き合いが長いキャリアになっていることがわかります。
怪我でキャリアを棒に振った選手も多くいるので心配ですが、
怪我がちであったロッベンを怪我を少ない選手にしたバイエルンのフィジオ達が、チアゴも上手く矯正してくれるのではないかと期待しています。
チアゴ・アルカンタラ、バルセロナへの復帰はあるか?
毎シーズンチアゴのバルセロナ復帰の話は出ています。
特にスペイン系の新聞が多いです。これは飛ばし記事でしょうが…
実際あのバイエルンで不動の地位ですし、給料に対する不満の声も聞こえません。
出ていく理由が本当に古巣バルセロナでもう一回やりたいぐらいしか思いつきません。
もしチアゴサイドがそれを望むなら、一応はあり得るでしょう。
しかし、1年前新契約を結んだばっかりです。バルセロナも獲得しようと思うなら、かなりのメガオファーを提示しなければならないでしょう。
またマンチェスターシティの話も少し前に出ていましたが、これも恩師グアルディオラがいるからという理由です。
大金を積んでまで、フェルナンジーニョやギュンドアンなど実力者が多くいるポジションを獲得するでしょうか。あまり考えられません。(シティなら少しは有り得てしまいますが…)
年齢もまだ27才と、これから選手としてのピークを迎えていくチアゴをバイエルンは放出したりはしないでしょう。
来年はニコ・コバチ新監督の元どのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。
もちろんスペイン代表として出場するワールドカップにも期待ですね。
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